FWAサロン
協会ロゴマーク誕生の経緯を聞く
「湘南ふじさわの旗はいいデザインですね」なんてよく耳にすると、思わず嬉しくなります。私のみならずグッドデザインだと思っている人は多いかと思います。ロゴマーク誕生の経緯を知る、当会の前身である「歩け歩け協会」当時から会員である顧問の粂田静子さんと後藤恵美子さんにお話を伺いました。「毎月開催するようになったのは93年1月からです。当初、参加者は50人程度でしたが、その後、参加者も次第に増え、誘導のために旗が必要だということになりました。資金もありませんでしたので、デザイナーに依頼することなんてできませんでした」とお二人は資料をもとに当時を回想しながら語るのでした。

   粂田さんが、「私の娘がグラフィックデザイナーをやっていたので、快く引き受けてくれたんです。藤沢だから、藤、カワセミなどのアイデアも出ましたが、私は平凡だと反対しました。最終的に4つの案に絞られ、現在のデザインが採用されました。旗の色は湘南の海をイメージするコバルトブルー、マリンブルーなどの案もありましたが、緑を歩くということで緑に落ち着いたと思います。こうして、95年8月、あのロゴマークが入った旗が誕生したのです」

   97年4月JWAへの加盟、10月会員制の実施により協会は大きく生まれ変わり、現在、登録会員数450名超、組織、運営体制とも変革し発展しています。一度、ウォーキングをやめようかと思った後藤さんは、ゆっくりウォークの先導として復活しました。粂田さんは、あまり例会には参加できないとのことですが、その想いを込めたロゴマークの協会旗は明日も湘南のどこかをウォークし続けることでしょう。   (文責:八 柳)