ウォーキングは健康によい
会員番号296 北原 弘明
歩くこと自体は決して目新しいことではありません。ところが、その歩くことが最近にわかに注目されてきました。自分の健康を考えた場合、結局は、まず自分で健康をつくっていかなくてはならないことに気づきます。
歩くことは、誰でも、いつでも、どこでもできるスポーツです。他のスポーツのように一途になることもなく、余裕をもって、しかも長く続けることができ、身体への負担が少ないという特徴をもつ“ライフタイム・スポーツ”だと思います。
では、どうして歩くことがよいと言えるのでしょうか。実は歩くことは人間にとって、ごく当たり前のことだったので、これまで科学的に考えられたことはあまりなかったのだと思われます。
宮下充正さん(東洋英和女学院大学教授)は、よく歩く人とあまり歩かない人との間の病気発生率を比べ、差があるかないかを分析する疫学的研究を行ってきました。そして、ウォーキング習慣が、いろいろな病気の予防に役立つ可能性があることが判ってきました。「ウォーキングで病気の予防を」と言っています。
澤田享医学博士(東京ガス健康開発センター主幹研究員)が、糖尿病や心臓病、高血圧などの予防効果があるといわれてきたウォーキング。誰でも、どこでも、いつでもできる、この運動が免疫力をアップさせ、がんの予防にも役立つことが、9,000人余を対象にした調査結果を報告しています。
小林昌仁さん(社団法人日本ウォーキング協会主任指導員)は、ウォーキングについて「楽しみながら長続きを」と言っております。
また、江尻忠正さん(湘南ふじさわウォーキング協会会長)も、「楽しみながら歩けるウォーキングを」と言っています。江尻さんは64年の東京オリンピックの陸上競技50Km競歩に出場。95年湘南ふじさわウォーキング協会入会。99年から現職。また、2000年から神奈川県ウォーキング協会運営幹事長。藤沢市大庭在住です。
現在、私は湘南ふじさわウォーキング協会に所属しています。定年退職してからは、私はマイペースで、朝一時間、夕一時間のウォーキングをしています。私は胃腸が弱く、37歳のとき胃を切除しました。今は体調もよく、快食快眠です。今後も私は楽しみながらウォーキングを続けて行くつもりです。
平地を歩き続けていますと、私は登山したくなることがしばしばあります。ときには、登山で山頂をきわめる喜びと達成感を味わっています。とくに、3,000米級の高山はひとしおよいものです。11月に行われる表丹沢(かながわ県民登山)および紅葉の高尾山(神奈川県ウォーキング協会)へ参加することにしています。 (2002・10・5)