ふじさわウォーク2002

 毎年恒例のふじさわ市民ウォーク(市スポーツ財団、教育委員会主催、当協会後援等)が11月3日(祝日)、藤沢北部を中心に開催された。前日、東京に木枯らし1号が吹いたが、この日は晴れの特異日とあって朝から秋空の晴天、スタートとなった長後の富士見台小学校からは文字通り冠雪の富士山が眺望できた。

   コースはショートコース(10Km)とロングコース(17km)の2コース、家族、グループでコマ図を見ながらチェックポイントで問題を解きながら歩くウォークラリーである。当協会からは13名の役員を派遣し大会を応援した。主催者側によると、募集人員両コースとも先着100組のところ、参加者はショートコース66組、ロングコース55組、人数にして約400名弱とのこと、子供づれの参加者が少ないのは残念である。

  お偉方の長い挨拶、諸注意、江尻会長の指導によるストレッチ体操(これは入念の方がよろしい)の後、9時20分から、受付番号順に間隔をおいてスタートした。金井さんと小生はショートコースのアンカーとして、出発したのは9時35分であった。

   横浜・伊勢原線(22号線)に出て、45分、早くも第一のチェックポイント(CP1)の老人福祉センター・こぶし荘に着く。いずれお世話になる所だが、できるだけ後にしたい。しばらく22号線を前方の富士山に向かって歩く。

   10時、ガソリンスタンドを右へ曲がって住宅地に入る。列もばらけて長くなり、最後尾はゼッケン40番の3人の子供連れの夫婦、金井さんが尋ねると、8才の女の子を頭に、6才の女の子、4才の男の子とのことである。果たして完歩できるか、他人事ながら心配である。地図の記号を習うのは3年生というから、コマ図を見ながらのファミリー・ウォークは社会科の勉強、親子の会話も弾みます。

   やがて葛原という所に来ると、辺りは一変し野菜畑、自然観察の理科となる。スパーの売り場でしか見たことがない野菜のほんとの姿をママから聞いている。鉄塔の下辺りでケーブルTVのカメラマンが待ち構えているのに気がつくと、子供達はスキップしてVサイン、さすが現代っ子である。オジイサンの古時計、早くもサンタの歌も出るほどのご機嫌である。

   1034分、CP2、スタートから3.6km地点の葛原公民館。その先、コマ図18番、下見で標識を立てることにしたのだが、道を間違えたグループが戻って来る。「あなたの後を付いて行ったから」なんて、人のせいにするオバサン、コマ図をちゃんと見なかったあなた、自己責任ですよ。

   少年の森の手前で、農家のオジサンがサツマイモを掘っていました。16番と40番の子供5人が立ち止まって珍しそうに眺める。オジサンがとりわけ大きいお芋を2個、子供達にプレゼントする。「有難うございます」と子供達、家庭の躾もよろしいようだ。

   1120分、CP3の少年の森着、16番と40番家族はお弁当となる。25分、ロングコースの1番が到着する。当協会の河原さん、倉林さん、柳沼さん、西澤夫人など続々到着。我々もご一緒にお弁当を食べる。倉林さんのお味噌汁美味しかったです。

   1155分出発。今日は祝日とあって、御所見地区のウォーキングと重なり、識別するのは赤いゼッケンが頼り、16番と40番家族はどうやら道に迷わず慶大に通じる車道に出た。ここからはひたすらアスファルトの道を直進するだけ、子供達も疲れて来た様子、パパがもう一寸と言って励ます。「子供の頃、このもう一寸が長かったんですよね」と金井さんがしきりと同情する。

   でも、みんな頑張り、1325分、CP4の秋葉台体育館に到着しました。遅い昼食を摂るグループもいたので、2家族とはここでお別れです。本当にパパとママ、子供たち、素晴らしいご家族でした。今日のウォーキングは、子供達にとってきっとよい思い出になることでしょう。

   1355分、ショートのアンカー、ゴールの円行公園に到着。続いて1440分、ロングのアンカー、平野さんと長津さんが到着しウォークは終了した。責任者の廣田さんによると、一人の落伍者もいなかったそうですから、16番と40番の家族も無事、完歩されましたね。                           (200211・4)八柳 修之