平成15年1月15日
ゆっくりウォーク例会 |
|
|
本年から夏場を除き毎月開催することになった「ゆっくりウォーク」1月の例会は、片瀬江の島から鎌倉の鶴岡八幡宮までの約10Km歩くというものである。松の内も過ぎ、初詣とは遅かりしであるが、タイトルはともあれ、楽しく歩きましょうという企画、正月初詣にこだわれば今日は小正月である。最低気温2度という予報どおり朝方冷え込んだものの、快晴、海からの風を正面から受けた集合場所の江の島大橋脇に集まった元気印のみなさんは128名を数えた。なかには、お久しぶりの当協会最高齢81歳の竹中さんや、通常例会は速くてついていけないと一度、退会した茂呂さんのお顔もあった。
一番最初にお見えになった参加者モーニングベストでしょう(賞)か
|
開会にあたり江尻会長と今日のリーダー谷村副会長から、「本年から他の協会の方々にもご案内することになったこと、距離は10キロ前後、歩速4キロ以内、原則毎月第三水曜日開催、10時スタートを基本方針とするので、これに賛同する方のみ参加いただきたい」という趣旨の挨拶があった。
今日はそんな挨拶が一寸長かったのか、出発したのは10時5分であった。体操で身体が温まった筈だが、右手から吹き付ける海風は身にしみる。海の色は白く光り、遠くに伊豆半島の姿がくっきりと見えた。
腰越漁港を過ぎ小動神社に10時20分着、通常のウォークならば、ここは通り過ぎるだけであるが、できるだけ寺社には立ち寄るのがゆっくりウォークの特徴でもある。明日は例大祭とのことであったが、格段準備の様子もなくひっそりとしていた。狭い展望台からの江の島、伊豆半島の眺めは絶佳。江ノ電線路沿いの国道134号線の狭い歩道をひたすらいざ鎌倉へ、次なる休憩地の行合橋有料駐車場まで進む。レストラン珊瑚礁の前はカレーの匂いが漂っていた。「なぜ海辺を歩かないのですか」「ハイ、下見では海辺を歩くことも検討しましたが、脚へ負荷を考え舗道を歩くことにしたものです」
有料駐車場着10時50分、小休止、人の休憩は無料であるがトイレは有料である。ここから眺める江の島、富士山も絶佳、海の色は陽の加減で青に変わっていた。3回も下見したのだが、富士山が姿を見せたのは始めてである。今日の参加者は心がけがよろしいようだ。行合橋の信号から行合川に沿って山側へ、霊光寺へと向かう。日蓮が極楽寺の忍性と雨乞いの祈祷を競い、勝ったと伝えられる由緒あるお寺であるが訪れる人は我々ばかりであった。一寸石段を登った所に鄙びた寺があった。
11時20分、霊光寺を後にし、田辺広町公園角から、七里ガ浜の高級住宅地をつき抜け、稲村ガ崎4丁目9から、今度は海へ向かって下って来る。稲村ガ崎駅横を過ぎると海は近い、12時丁度、稲村ガ崎海浜公園に到着した。12時50分まで昼食タイムである。
ここからの江の島と富士山の景観は「かながわ景勝50選」に指定されており、絵のようだという表現がぴったりである。みなさん、風を避けて日向でお弁当を開く。待ってましたとばかりトンビの襲撃、3人の方が被害に遭ったという報告があった。出発までの時間、稲村ガ崎の碑、七里ガ浜ボート遭難碑やコッホ博士記念碑など見て回った人もいたという。朝の会長の挨拶どおり、ゴミ拾い、身体を温める体操をして、午後の部も定刻に出発した。山側の道を通り、アジサイで有名な成就院の上から極楽寺坂切通しを下に眺め、星の井通りから由比ガ浜に出た。由比ガ浜の海は穏やかで、右手前方に逗子マリーナ、三浦半島の先まで見える。予定より30分も早く解散場所の鎌倉海浜公園に1時半に着いた。
ここから先、鎌倉市街の集団歩行は控えることにしているので、それぞれみなさん、鶴岡八幡宮に、あるいは駅に向かった。竹中さんは完歩し、茂呂さんは自信を取り戻したのか再入会したという。 (1・15 八柳 修之)