私は昨年11月「小田原ツーデーマーチ」に参加した折、東欧のチェコから帝京大学に留学していた医学生と知り合いになりました。医学生は当協会の例会計画に興味を持ったようなので、詳しい計画を英語に翻訳して送ることを約束して別れました。
翻訳を始めてなかなか良い訳が見付からず苦労したのがゆっくりウォークの訳でした。私の頭に浮かんだのはスロー、ノーハリー、イージー、リラックスド、コンフォタブルなどの単語でした。和英や英英辞典などでわれわれが考えるゆっくりのイメージを正しく伝える表現は何か色々考えました。結局穏やかな歩調でゆとりを持って歩くと言う事で訳をイージーウォークとして医学生に伝えました。しかし私にとって満足のゆく訳ではなく、いろいろ考える日が続きました。
そんなある日、ゆっくりウォークの発案者浅田さんから「一層、ゆっくりウォークを世界語として使ったらどうですか」と、言う話がありました。私はこれだと思いました。下手な単語を使うよりゆっくりウォークなる世界語を通じて日本人の持つゆっくりの感覚を世界の人に理解してもらう事が出来れば最高です。
これを実現するためにはゆっくりウォークの意味する所を欧米の人に説明し理解して貰う必要があります。私は11月のスリーデーマーチ迄に英語、ドイツ語の説明を用意し、PRに努めようと思っています。皆様の中でゆっくりウォークについての想いをお持ちの方、その想いを是非教えて下さい。
和澤 潔