7月5日例会
平塚の七夕

   全国的に知られる平塚の七夕、そして昨年から当協会の行事ともなった平塚の七夕を観る例会は5日開催された。陽の暮れないうちに七夕会場に着きゆっくり七夕を観ようということで、今年は茅ヶ崎中央公園、14時の出発となった。

   ジャスコと市民会館との間の大通り、梅田中学校前、十間坂という住宅地、南湖入口信号を左折して東海道線踏み切りを渡り、鳥井戸という住宅地に入る。南湖2丁目、昔、京に上るとき、富士山はいつも右手に見えるのだが、この辺りは富士山が左手に見える南湖の左富士として有名地点な筈だが、生憎、富士山は姿を見せてくれない。古い建て混んだ住宅地の中の入り組んだ狭い道をひたすら歩くと、その突当りはミヤタの自転車の工場であった。看板を見ると現在は消火器も製造しているようである。千の川という芦が多く生えたどぶ川に架かる石原橋を渡る。前方の赤い鳥居は鶴嶺神社への参道かと思われたが、直進せずに左折し川沿いを歩く。ここも工場と住宅が混在する地域、千の川を離れ、下町屋2丁目、旧相模川橋脚跡に着く。列詰め小休止。

   橋脚は関東大地震のときに突如水田から7本現れたという。だが、位置的には小出川の脇にあり、現在の相模川とは距離的には相当離れている。流路が大きく変わったのであろうか。小出川は相模川の旧河道ではなかったかとはMAPの裏の説明である。現在、橋脚跡脇の上を新湘南バイパスが通っている。

   バイパスを横断するため迂回して再び小出川岸に出る。右側は芦が生茂り、左手は畑の一本道、下町屋3丁目住宅地を抜け、前方の五十三次の絵を想わせる松の並木は鶴嶺神社の参道であった。小休止、相模国茅ヶ崎の総社、八幡信仰云々などの由緒はさておき、社殿右前の大イチョウは見事、神奈川の名木100選の一つである。その先10分余りの鶴嶺公民館でトイレ休憩。16時5分出発、小出川右岸の道を歩く。萩園橋脇を左折し住宅地と農地が混在する地域に入る。所々に温室が見られメロンを栽培しているようだ。盗難にご注意を。寒川町浄化センター前を通り相模川の堤防に上がる。16時40分。

   相模川上流へと向かう。相模川は氾濫原が広く畑となっている。前方のベイブリッジのような形をした新しい橋は平成10年に完成した湘南銀河大橋である。誰かが河野洋平橋とも呼んでもいるとか話していた。平塚と寒川の町を繋ぐ全長1,266mの橋である。 渡って今度は堤防の道を下流へと向かう。右側は工場地帯となっているが、堤防下は耕作地ではなくサッカーなどの芝生のグランドが続く。平塚は湘南ベルマーレの本拠地、サッカーの町でもある。

   花畑土手で休憩。少し風が出て来て心地よい。みなさん、上空のパラグライダーを見ながら軽食を摂った。17時30分、ここで解散式、土手を下り工場・住宅地の中を直進すると八幡山公園、18時10分、流れ解散であった。みなさん思い思い七夕会場の雑踏へと消えて行った。参加者は247名とのことであった。
写真説明
  右上: まぶしい西日を浴びて湘南銀河大橋を渡るウォーカー
  左下: お目当ての七夕、新聞によると竹飾りコンクールには86本が参加したとのことです。            (7・7 八柳修之