紀行文 |
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北原 弘明 |
藤沢市には、南北に2つの大きな川が流れています。引地川と境川です。引地川は大和市の上草柳にある「泉の森」が源流で、藤沢市のほぼ中央を流れています。境川は城山町の北側にある沢「大地沢」に源を発して、中流では大和市、藤沢市と横浜市との境を流れ、藤沢市民病院の少し手前辺りから市内を流れます。片瀬海岸の河口を境に、小動岬までが東浜、引地川までが西浜と呼ばれ、遠浅の砂浜が東から西へと続きます。
この立地条件のもとで、湘南ふじさわウオーキング協会は、2月21日(土)〜22日(日)、奥田公園(スタート&ゴール)で、ウオーキング「湘南の川風・海風」を開催しました。
出発式 (撮影:八柳氏)
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第1日目の「湘南の川風」コース(26・16・6km)で、私は16kmコースを選び奥田公園から境川沿いに上流へと歩きました。そして横須賀水道・水路橋の分岐点から、県立体育センター、善行団地を経て、引地川親水公園へと向かいました。庭先の梅は満開で、各所に点在する梅林から、ほのかに香りが漂ってきました。引地川親水公園の手前で、横浜市上大岡からの中高年の男性と一緒になりました。彼は肥満を防ぐためにウオーキングをしているとのことで、その効果がでてきたことを力説していました。
私たちは引地川親水公園へ11時30分頃に着きました。平成15年に完成した公園で、よく整備されていました。私はここで昼食にしました。早々と26Kmコースの人たちが合流してきました。私は引地川沿いに長久保都市緑化植物園へ向かいました。早足で歩いて来た3組の中高年夫婦に次々とおい抜かれました。私はマイペースで、ようやく植物園へ着きました。園内では大部分の方が昼食中でした。私は花壇や植物を眺めながら植物園を通り過ぎ、本鵠沼を経て午後2時半頃に奥田公園へゴールしました。
第2日目は「湘南の海風」コース(30・20・12km)です。連日のウオーキングですので、私は12kmコースにしました。このコースは約30名でした。境川の河口沿いに江の島に向かって団体で歩きました。江の島の奥の広場から、私は相模湾と湘南の景色を展望し、海岸で昼食しました。そして江の島からは一人で散策しました。「常立寺・枝垂れ梅」を見て、甘酒を一杯飲みました。ときどき標識の矢印を確認しながら、湘南白百合学園、片瀬山を経て、午後1時30分頃に奥田公園へゴールしました。
日本海側の低気圧で南風が吹き込んだ影響で21〜22日は気温が上がり、4月の陽気でした。湘南の春風を全身に浴びならら、連日のウオーキングをたのしみました。(完)