天城トンネル
天城トンネルの出口(河津側) 浜 敏昭氏撮影
 11月24日、25日 錦秋の踊り子歩道のウォークに参加して 松田 政男
 11月24日(水)、25日(木)の二日間にわたり、ゆっくりウォーク特別企画として「紅葉の天城道踊り子遊歩道」が実施されました。参加者は役員7名を含め総勢50名バス1台の旅でした。運転手さんは先の蜜柑狩りにもお世話になった江ノ電の若菜さんで、安全運転ながらスピードもあり快適な旅でした。
 
 24日は午前6時30分、藤沢小田急デパート前集合、程なく伊豆に向け出発。たいした渋滞もなく途中雪をいただいた秀嶺富士に歓声を上げたり、また湯ヶ島ではお饅頭の差し入れに舌鼓をうったりしながら、9時半過ぎ出発点である、水生地下に到着。準備体操で体をほぐし10時出発。
 
水生地下から出発 途中の遅れ気味の紅葉 昭和の森会館付近の紅葉が見事

 コースは木谷川を左に見て緩やかな下りで、いくらかの紅葉を眺め大川端キャンプ場を突っ切り、滑沢渓谷出合の手前で左へ橋を渡った所に井上靖の文学碑。ここで休憩。滑沢渓谷に沿って1.3キロの散歩道を進み、太郎杉に正午過ぎ到着、昼食。熱いお味噌汁を頂き感謝感激。太郎杉は樹齢400年、高さ53m天城最大の杉で、なかなか見応えあり。全員の記念撮影の後、浄蓮の滝へ向け出発。途中、昭和の森の紅葉は見頃で、道の駅「天城越え」で休憩、午後2時30分、浄蓮の滝に到着。天城一の名瀑を鑑賞し、3時30分バスにて湯ヶ島木太刀荘に向かう。
 
滑沢渓谷に沿って太郎杉を目指す 樹齢400年の太郎杉 水量豊富な浄蓮の滝

 25日は午前9時にて木太刀荘を出発、水生地下より1.8キロ旧道を緩やかに登り、旧天城トンネルへ。休憩の後、ヒンヤリとした446米のトンネルを抜けると杉や檜の自然林に覆われた下り坂。寒天橋を過ぎ暫く歩き右に入ると、河津川の最初の滝、二階滝に出る。滝見物の後、美しい杉の林の中の道をのんびり下ると右に釜滝の入口を見る。長い石段を下れば河津七滝の一番上の釜滝に出る。あとはエビ滝・蛇滝をめぐり初景滝にて昼食、コーヒーのサービス等を受け、河津川を右に見て下りカニ滝・出合滝を経て大滝に至る。なかなか水量も豊富で、夫々に見応えはあったが、私には釜滝、出合滝、大滝が印象に残った。大滝駐車場よりバスで途中今井浜で温泉入浴、伊東の道の駅に寄り、帰路もたいした渋滞もなく午後6時45分藤沢小田急に帰着しました。
 
木太刀荘(宿)が見える世古峡 黄葉の二階滝 河津の大滝とつばき

 この度は二日間とも好天に恵まれ、錦秋には少し早過ぎた感は否めないが、適当に紅葉も楽しめ、何よりも迫力のある滝を眺め、美しい杉林の中の緩やかな遊歩道を歩き、そして二日間とも温泉に入浴し、何とも優雅な旅でした。
 最後になりましたが、この旅を企画、そして引率下さった役員の皆様に心よりお礼申し上げます。有難うございました。(完)