挑戦の記録 105Kmの人間ドラマ 久木園 大作
スタート前、アルカス広場でビデオカメラ記者から、今回の目標について聞かれた。私は即座に“完歩”と答えた。昨年の無念のリタイヤで、この一年“完歩”に集中した。12:00の号砲で500余人の大きな集団が動いた。私は集団の中位を歩くことにした。空は曇っており、歩くのに都合がいい。私の関心事は彼杵CPを昨年と同じタイムで通過できるかにあった。結果は旨く行った。その後も松原、大村各CPで、その上回った分だけ体を休めることにした。
大村CPで偶然にも、スタッフの氏福さん御夫妻と親しく話をする機会に恵まれた。おまけに、奥さん手作りのチマキを頂いた。氏福御夫妻はこれから湯江CPに向われるとのこと、そこで又お会いしましょうと言って別れた。私は諫早、愛野へと向って歩き始めた。鈴田峠で、すでに大村市と別れて諫早市に入ったことを警備の方が教えて下さった。氏福さん御夫妻から頂いた“元気”が持続しているような気がして足も軽かった。
諫早CPで少々休憩、愛野CPまでのバス停で少し休み、古部CPを通過、雨、風は少々強くなっているようだ。暗闇の道路の向うに国見のサッカーボールの外灯の明りが鈍く光っていた。外灯としてイヤになる位続いていた。この辺りで昨年リタイヤした92.6Km地点だ。昨年のことが想い出されたが、今年は“完歩”と心に決めていた。国見警察署、多比良港の橋を渡る頃、やっと回りは明るくなって来た。
湯江CPでは若い女性たちから時刻を記録して貰って、びっくりした。5:27分、古部CPの記録を約1時間おくれと勘違いしていた。氏福御夫妻は12:00〜4:00チェッカーとして待っていて下さったがおくれてしまい、会えなかった。おそかったから なあ・・・・三会駅近くで浜田さんが友人の応援といって、私を見るなり“上出来”“上出来”と誉めてくれた。沿道の会社の方々から冷たいお茶も頂いた。後、信号四つ、信号四つと声援を送って下さる方もいた。
105Kmという長い道のり、舞台装置を造る人々、それに乗って踊る人々それを温かい声援で送る人々、一体となって展開された人間ドラマもやっとゴールゲートが見えて来た。左手に懐中電灯と折りたたみ傘を持ったまま手を大きく広げて“ヤッタ”と祝した。時に7:39分。森岳公民館で氏福御夫妻とお会いすることが出来た。うれしかった。
最後に、会長をはじめ大会関係者、スタッフの皆さん、沿道で声援を送って下さった皆さん、ありがとうございました。厚くお礼申し上げます。                           H16.5.13日 記


H17.3.03 小雀公園
コースマップ( 佐世保〜島原城) 久木園さん(H17.3.03撮影)


諫早・愛野の間は距離を長く感じるところ 30回大会(H15年)のもの 31回大会(H16年)のもの


(追記)
久木園さん挑戦の様子を撮影したビデオを事務局で預かっています。ご覧になりたい方は事務局へ(文責 和澤)