全国各県のウオーキング大会を頻繁に歩き出したところ、妻の友人から「平野寅次郎」と命名されてしまいました。実は私、映画「男はつらいよ」の大フアンです。
前略
宮城県 日本三景松島編
2005年5月28日(土)〜29日(日)日本ウオーキング協会・宮城県ウオーキング協会主催の「第10回日本三景松島国際ツーデーマーチ」に参加しました。この大会はオールジャパンウオーキングパスポート認定大会及び東北マーチングリーグ加盟大会です。
第一日目 奥松島・松島景観コース(40・20・10・5キロ)
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芭蕉も絶句した松島湾の景観 |
仙台から快速で約30分の仙石線松島海岸駅前広場がスタート・ゴール。スタートしてすぐに遊覧船に乗り松島湾を約50分クルージングして宮戸島の大高森に上陸、奥松島から陸伝いに松島海岸駅前広場までの20キロコースを歩きました。
松島は芭蕉が奥の細道に旅立つきっかけとなった地で、実際目にした松島は「扶桑第一の好風にして・・」と絶句したと伝えられる松島の景観を楽しみました。芭蕉が感じた同じ風を肌で感じながら新緑に包まれ、白い岩肌の島々やかきの養殖のいかだ・養殖に使う山積みの白いほたて貝を見ながらの心地よいウオーキングでした。
沼津から参加の姉妹から湘南ふじさわの井上さんに足が痛い時にお世話になったと挨拶され、みちのくの地で我が協会の名前を聞きうれしくなりました。ゴールでは冷たい飲物と温かいあら汁のサービス。
第二日目 松島史跡コース(30・20・10・5キロ)
大漁歌い込みに歌われた名刹 瑞巌寺の北側に位置する新富山展望台から松島湾を正面から見渡し、西行法師が諸国行脚の折り、松の大木の下で出会った童子と禅問答をして敗れ松島行きをあきらめたという由来の西行戻しの松公園から松島湾を眺める20キロコースを歩きました。展望は一尺(約30cm)登るごとに景観が変わると言われるとおりでした。昼食ポイントでも大きなお鍋でのあら汁サービス。
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瑞巌寺の杉並木 |
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西行戻しの松公園からの松島湾 |
歩いたコース以外では前日に見学した雄島(石仏・岩窟の島)、早起きして見た朝日が輝く松島湾の水面・瑞巌寺参道の杉木立と根元一面の苔は歳月を感じさせると共に当時のままに受け継がれているのだと大変印象に残りました。
宿は会場や松島のシンボル五大堂近くで活性ミネラルの湯から松島を眺めながら疲れを癒し、バイキング料理(牛タン、ステーキ、お好み天ぷらなど)や地元のとってなげ ひっつみ汁(野菜汁)のボリュームと味に絶句し、旅に常備の胃腸薬のお世話になり、風呂の体重計に乗り、当分は粗食で行こうと反省した寅次郎でした。
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雄島をバックに |
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五大堂をバックに |
映画の寅さんは第41作「男はつらいよ・寅次郎心の旅路」で陸奥の旅で心身症のサラリーマンを助け、二人でウイーン旅行し、ウイーン在住の美人ガイドに惚れますが、結末はいつもの通りでした。
平野寅次郎 拝