〜寅次郎 ウオークの旅〜

全国各県のウオーキング大会を頻繁に歩き出したところ、妻の友人から「平野寅次郎」と命名されてしまいました。実は私、映画「男はつらいよ」の大フアンです。
前略

夏の間をふるさと湘南で過ごした寅次郎、秋の訪れと共に又ウオークの旅を始めました。映画での寅次郎は柴又でトラブルを起こしたり失恋をして旅に出ますが、湘南の寅次郎はそうではありませんので誤解なきようお願いします。
新潟県 上越編

2005年8月27日(土)〜28日(日)日本ウオーキング協会・講談社「ウオ―キングマガジン」主催、上杉謙信公ツーデーマーチ実行委員会主管の「第1回上杉謙信公ツーデーマーチ」に参加しました。この大会はオールジャパンウオーキングカップパスポート新潟県認定大会及び全国歴史ウオーク2005第8回関東甲信越新潟大会です。
第一日目 謙信公ゆかりの地と雁木のまち 20キロコース(10キロコースもあり)
謙信公像前で
春日山城址・謙信公像前
池袋駅からの夜行バスで早朝にスタート・ゴールの上越市役所へ到着。「今日は比較的涼しい」と地元の人の言葉だったが、強い日差しの中、戦国の名将 上杉謙信公の居城 春日山城跡を本丸跡まで大汗をかきながら上る。中腹に立つ謙信公像にご挨拶。確かに難攻不落の山城だと身を持って実感したが、眼下に広がる高田平野や日本海を望む直江津方面の眺めは苦労して上ったかいあり。早くもこしひかりの刈取りや天日干しの木柵の準備が始まっていた。最初の美味しい所は身内で食べるとか。日本のスキー発祥の地 金谷山公園レルヒ記念館や雪国を感じさせる雁木の街並みや親鸞聖人足跡の城下町高田の風情は良かった。一緒に歩いた札幌の女性は豪雪地帯の各家にある雪下ろし ばしごに驚いていた。所属協会の例会に参加のため第二日目は参加せず、会場近くの市民の家(200円)で汗を流し、会場で出会った仲間の車で帰宅。又いつの日か歩いてみたい地だった。
映画の寅次郎は第31作「男はつらいよ・旅と女と寅次郎」で新潟県に現れ、仕事に疲れた演歌の女王はるみちゃんと手に手を取って佐渡路を旅します。夢のようでしたが結末はやはり筋書きどおりでした。

富山県 立山編
2005年9月3日(土)〜4日(日)立山まるごとウオーク実行委員会主催の「立山まるごとウオーク全国大会」に参加しました。この大会は日本ウオーキング協会公認大会でオールジャパンウオーキングカップパスポート富山県認定大会です。立山町町民ウオーキング大会も共催で地元の方も多く参加されました。参加名簿の神奈川県10名中4名が当協会員で驚く。標高差260mの25キロコースをエントリーしていたが、予約した帰りの電車の時間までにゴールできないと思い、標高差130mの12キロに変更し、ゴール後の露天風呂を楽しむことにした。
第一日目 歴史文化コース 12キロ(5・25キロコースもあり)

池袋駅から夜行バスで富山駅、電鉄富山で岩峅寺(いわくらじ)駅まで行き、大会のシャトルバスでスタート・ゴールのグリーンパーク吉峰へ到着。グリーンパーク吉峰は中部山岳国立公園 立山の玄関口に位置し、敷地30万坪、森の中にさまざまな施設を持つ総合レジャー公園。空は灰色の雲に覆われ、残念ながらアルプスの山波は見えず、でも歩き始めると日差しが出てくる。山岳地区の大会らしくゼッケンには血液型記入欄あり。スタート直後のコンクリート道に「熊出没 注意」の看板あり。畑や柿の木に現れたとのこと。コース誘導は町役場の若い人達、家並みの沿道では拍手で声援のご老人達。町を揚げての歓迎振りが良く判る。
立山への道
立山山麓の田舎道・昔はここから三日掛けて立山に登った
立山信仰の要で源頼朝も再建した岩峅雄山神社へ。岩峅とは神を祭る場所の意味だと学ぶ。工事中のため重要文化財の全貌が見られず残念。垂れた稲穂の中の田舎道を歩く。脇では立山から流れる水が音を立て、杉林からは蝉時雨が聞こえて来る。赤とんぼに交じり大きな鬼やんまを見つける。田んぼの脇に立つお墓が目立つ。ご先祖様が田を守っているような光景。チェックポイントは横江 頭首工管理事務所(頭首工とは土石流を貯める水防の専門用語とか、平成20年の完成を目指し150億円かけ工事中)。立山特産の冷したフルーツトマトと美味しい立山の水のサービスで生き返る。尖山(とんがり)への上り口は緑陰、山には上らず、すそ野歩きで助かる。でも最後はゴールまでの上り道。上りきった県林業試験場には名前が付いた沢山の杉や桜の木あり。黄色い花が咲く「うこん桜」が一本あって、春にはカメラマンで賑わうとか。黄色いサクサンボはならないそうです。ゴールで立山の水、獲れたて野菜と富山米のプレゼントあり。早速、敷地内の吉峰温泉の露天風呂で疲れを癒した。
第二日目のコースは立山歩きだったが、会社時代の同期会(幹事役)があるため、残念ながら参加できず 越中八尾おわら 風の盆最終日で混雑の富山駅からJRで帰路に就く。「立山まるごとウオーク」は「立山半分ウオーク」になってしましたが、夜行日帰りの強行軍では丁度良い行程だった。残りの半分は次の機会に残しておきます。世の中良いことばかりありませんでした。快適なJRの旅も十日町付近から雷雨、大雨で規制値が越えたと急行電車はストップ。石打駅手前から越後湯沢駅まではのろのろ運転で、予約の接続新幹線にも乗れず、結局1時間遅れで東京駅着。今回は空いていた席に座れましたが、このような場合、次の電車で座れないと座席指定券は払い戻しだそうです。

映画の寅次郎の富山での足跡はありませんでした。
福島県 岳温泉編

2005年9月10日(土)〜11日(日)日本ウオーキング協会・岳温泉観光協会主催の第1回岳温泉あだたらツーデーウオークの第一日目に参加。この大会はオールジャパンウオーキングカップ福島県認定大会、日本・温泉と健康ウオーキング公認大会(温泉リーグ)です。
前日は五色沼自然探勝路・中津川渓谷を歩き、同時開催の岳温泉ウオークと日光ウオークに一日ずつ参加する3日間のバスツアー企画があり、参加しました。現在のオールジャパンウオーキングカップ規定では一日の参加も認定されるので、こんなウオーク企画があります。
第一日目 にほんまつ あだち野コース 20キロ(10・30キロコースもあり)
前泊の福島県安達郡大玉村営施設はきれいで温泉でお肌もすべすべになり快適でした。朝風呂とゆっくり朝食の魅力で朝早いスタートの30キロコースを諦め、20キロコースを選びました。スタート・ゴールの二本松市は日本最大菊の祭典 菊人形で有名な所で、今年の菊人形のテーマは「義経」とのこと。又、名峰 安達太良山、阿武隈山系に囲まれ、中央を阿武隈川が流れる豊かな自然と二本松藩・丹羽十万石の城下町です。

遥か安達太良を望む 智恵子の生家
二本松の「ほんとうの空」 智恵子の生家
安達太良山(1,700m)山頂には雲がありましたが、智恵子(高村光太郎の妻)が言った「ほんとうの空」の下を歩きました。戊辰戦争の舞台だった二本松城址や奥の細道の史跡、智恵子の生家を訪ねるコースでした。強く暑い日差しの中、午前中の給水ポイントは水道水でしたが、市内に入り酒造会社前で社員による「日本酒仕込み水」サービスやボランティアのご婦人手作り「ふきの煮付け」サービスは大変美味しくいただきました。観光立市を目指し観光振興の一環としての初開催で、市をあげての意気込みが感じられました。終了後の参加者アンケートをすぐに反映し、第二日目には水道水サービスが冷水サービスに改善されたそうです。ゴール後は会場内でのテント売店で漬物や羊羹(皇太子ご夫妻が安達太良山登山の際、献上)の地元物産品を試食を楽しみ、ツアーのバスで明日のウオーク大会会場の日光に向け出発しました。

映画の寅次郎は第36作「男はつらいよ・柴又より愛をこめて」のタイトルバックのロケで福島県会津に来ています。
栃木県 日光編

2005年9月10日(土)〜11日(日)日光ツーデーマーチ実行委員会・日光市・日本ウオーキング協会・とちぎテレビ・栃木県ウオーキング協会主催の日光ツーデーウオークの第二日目に参加。この大会はオールジャパンウオーキングカップパスポート栃木県認定大会、関東マーチングリーグ公式大会です。
スタート・ゴールは日光霧降スケートセンター特設会場です。
第二日目 世界遺産コース 20キロ(7・17・30キロコースもあり)世界遺産に登録された二社一寺(日光東照宮、日光山輪王寺、日光二荒山神社)周辺の歴史みち・文化みちを歩きました。
日光は中学校の修学旅行(初めての一泊旅行)以来で懐かしさ一杯の地です。スタートからトレッキングコースの登り坂で大汗、白糸雨量観測所給水ポイントの女子高校生の可愛い笑顔に送られて折り返し、有形文化財砂防堤防脇を一気に下ると、こんもりとした緑の森の中に二社一寺の世界文化遺産の赤い建物が見えてくる。薄日が差していた空が黒い雲に変わり、雨が降り出す。最近の集中豪雨のような雨。せっかくの風光明媚な日光ウオーキング トレイル コースも傘を差し、足元を気にし乍ら歩いて台無し。でも修復完成の神橋を大会関係者のご配慮で大会参加者は無料で渡り歩く事が出来たのは良かった。ゴール頃には雨が小止みになるが久しぶりのずぶぬれウオーク。そこまで濡れると開き直り心地よい。半ズボンの為か防水シューズにも浸水。でもハリケーンや台風で床上浸水の被害にあった皆様に比べれば些細な浸水だ。

日光世界遺産 日光治水事業
日光世界遺産 日光治水事業
ゴール会場での抽選で泥付き大根、国土交通省 日光砂防事務所のテントでの抽選で流木と代採木から生まれた炭をいただいた。大荷物になったがバスツアーで大助かり。近くのホテルの露天風呂で温まる。雨で食べるチャンスを失い、露天風呂で裸で食べた昼食(幕の内弁当)は初体験。中学時代の修学旅行で東照宮での記念写真もレインコート姿だったのを思い出し、日光には雨が似合うと納得した寅次郎でした。

映画の寅次郎は栃木県と縁が薄く、第46作「男はつらいよ・寅次郎の縁談」で烏山に足跡を印していますが、主舞台は香川県です。

平野寅次郎 拝