秋の特別ウオーク
 17.11.10
『函南原生林と みかん狩りウオーク』 ウオーク
10Km
 
今年の「みかん狩りウオーク」は箱根外輪山の南麓にある函南原生林を訪ねて、樹木が自然の中に息づく素晴しさを体感すると共に紅葉を楽しみ、湯河原で恒例のみかん狩り・温泉に入ると言う豪華版であった。
原生林・学習の道入口広場

先ず箱根の冷気を吸って

95名の参加者を乗せた大型バス2台は9時過ぎ富士箱根ランド到着。ここで「八ヶ岳歩こう会」の皆さんと一ヶ月ぶりの再会。約1Km先の原生林・学習の道入口で出発式。谷村会長から「原生林の素晴しさを充分堪能して下さい」との挨拶。アップダウンのあるきつい道を安全に歩行する為、全体を5班に分け、スタッフが前後をガードして進む事にする。



急階段を下る


緊張に息を呑む

学習の道に入ると苔むしたブナ、アカガシ、ヒメシャラの大木が眼前に迫り我々を一気に人類未踏の世界に導く。やがて、先行のスタッフが安全の為、張ったザイルを頼りに一歩一歩目の眩むような急坂を下る。下り終えてホッとする顔が印象的であった。





巨大アカガシNo.2




巨大アカガシに驚嘆

樹齢500年と言われてもピンと来ない。室町時代の末期信長が生まれる以前の話。巨木は天を覆い昼なお暗い。500年黙々と生き続けたアカガシの生命力の強さに感心した。




来光川の上流か



沢には朽ちた巨木が

岩石累々たる沢に出ると朽ちた巨木が横たわり、これも原生林の営みの一つであると納得。





巨大アカガシNo.1をバックに




No.1の前で

学習の道を1時間ほど進んだ所に樹齢700年の巨大アカガシNo.1がその勇姿を我々の前に見せてくれる。記念撮影のスポットとして人気があるようだ。皆さんの顔も緊張感から開放され、ゆとりが窺える。



平成元年に倒れたアカガシ



巨木が行く手に

原生の森分岐の近くで平成元年8月の台風により倒れたアカガシが道に被さっていた。樹齢400年だった様だが度重なる落雷で、幹に空洞が出来、根張りが弱って倒れた様だ。立看板から次の世代の植物がやがて生え生長し、新しい林を形成する自然界の摂理を教わる。



紫水の池の紅葉



原生の森の紅葉

学習の道に別れを告げ30分ほど下ると原生の森・紫水の池に至る。見事な紅葉を眺めながらここで昼食。




恒例の記念撮影 (今回は全体を3回に分け撮影)

どの顔も原生林の難所を踏破した喜びに満ちていた。この後、スタート地点に戻ってバスで湯河原に向う。
ホテルあかね蜜柑園


今年のみかんの味は如何ですか

湯河原に着いて休む間のなく、みかん園へ。係りのおばさん(ご免なさい)は上の方が美味しいと声を嗄らしている。みんな袋一杯童心に返って詰める。今度は温泉へ、忙しい事です。




内海会長、谷村会長



お疲れ様でした

両会長も温泉で汗を流しサッパリ。原生林の事、秩父札所巡りの事、熊野古道の事など話題は尽きない。






6F大広間



みんなで歌う

特別ウオークのしめは谷村、正田ご両人のハーモニカ伴奏による小学唱歌の合唱。大いに盛り上がり予定を45分もオーバーしてお開き。八ヶ岳の皆さんとも再会を約束して別れる。帰りのバスも快調で予定より45分早く、6時45分藤沢駅に到着。


学習の道・出口付近



本日のチーフ正田さんの一言

「申し分のない天気に恵まれ、皆様に素敵なコースと喜んで頂き、これ以上の事はありません」                (完) 和澤