ちょっといい話
金井真子
古いことになりますが、一昨年、7月3〜4日の第2回草津ツーデーマーチに当協会の女性20数名で参加しました。帰路、新宿から数人ずつ分散して小田急線に乗車し、相模大野で乗り換えたとき網棚に置き忘れたリュックが、なんと1年7か月振りに戻って来たのです。
今頃になって何故? リュックに聞いても答えは残念ながらありません。
リュックの中には、その年、6月に藤沢からバス2台で行った加賀百万石ウォークの写真を撮ってくださった滋賀のSさんから湘南ふじさわの方々へと、お預かりした写真を失くした事が大、大ショックでした。
その事をSさんに電話で伝えたところ、「気にせんで ええよう」とおっしゃって再度、写真を送ってくださいました。
しかし、そのSさんが、昨年の11月20日、65歳でお亡くなりになり、寂しい気持ちになりました。
先日、川崎の例会でSさんの思い出話を、よこはまウォーキング協会の方と、一昨年、草津では写真のことでお世話になったことを歩きながらおしゃべりしました。
その2日後、秦野警察から連絡が入り、私のリュックが1年7か月ぶりに当時のまま(温泉饅頭はありませんでしたが)戻って来ました。!!
今頃、何故戻って来たのかは判りません。当協会の完歩賞のバンダナ2枚、加賀での写真はお金では戻らない品物です。
滋賀のSさんが、天国から「そろそろリュックと写真を日の目に出しましょうよ!」と誰かに念じてくださったから・・・・なんて勝手に思ってしまします。
変でしょうか?
ウォーキングを通しての人との出会い、人とのつながりがこんな不思議な出来事が起きたのか? 1年7か月ぶりに戻ったリュックのお話でした。(3・1 金井 真子)