サマーシリーズ
パート1

H18.6.3
『鶴岡八幡宮』
〜頼朝ゆかりの史跡を訪ねる〜
11Km

20Km

出発式


歴史ウオークの始まり

今年から始まった「サマーシリーズ」第一弾は頼朝ゆかりの史跡を訪ねる歴史ウオークで350余の皆さんが参加して下さった。会長・平野さんの挨拶に続いてリーダー遠藤さんからコース説明。地元と言うこともあり、歴史に造詣の深い遠藤さんのこと、恰もご自分の庭の一木一草を語るが如き説明は皆に感銘を与えた。まさに観るウオーク、歴史ウオークの始まりだ。





鎌倉中央公園の梅林


若葉・青葉の中を

鎌倉の街は全国でも谷戸の多い街だ。鎌倉中央公園の出口も然り。この道は何時歩いても新しい発見がある。今年1月は蕾をつけた梅が、2月末には満開の梅を眺める事が出来たが、今日は青い梅の実を見ることが出来た。






頼朝像


頼朝公頼みます

源氏山公園で早めの昼食。頼朝像の頭には鳶が止まり我々の弁当を狙っている。「拙者が番をしているから大丈夫」と言いたいところだが、鳶はお構いなしに襲ってくる。困ったものだ。「人間様の躾が成っていない」と頼朝が嘆いているようだ。





十王岩


十王岩に対面

昼食後、白黒小路を下って浄智寺先の県道で11Kmコースと分れ、20Kmコースは明月谷を一気に登り、更に山道に入る。間もなく苔むした十王岩の前に。閻魔王が浮き彫りになっているその面相を眺めるとなぜか、気持が落ち着く。振り返って鎌倉市街の眺望を楽しみ、山を下る。



源義朝と従者鎌田正清の墓石


寂しい墓石

史跡を訪ねる。先ず、頼朝ゆかりの永福寺(ようふくじ)跡を見る。史跡と言っても石碑が一本建つのみで、その広さからかっての栄華を偲ぶのみであった。次いで、頼朝が父義朝を弔うために建てた寺院で、源氏の菩提寺であった勝長寿院(しょうちょうじゅいん)跡を訪ねる。現在はその石碑の脇に義朝とその従者の墓石があるのみで、お供えの花も乱雑でなんとも寂しい気持がした。


頼朝の墓


頼朝の墓

遠藤さんが用意された資料によると、江戸時代に、島津家によって勝長寿院跡から現在の場所に再建された由。頼朝の父義朝の墓石に比べると遥かに立派だ。
私はスリーデーマーチの折、聞いた島津家の出である比企一族が源氏再興に大きな役割を果たした話を思い出した。




壇鬘


壇鬘を家路へ

15時前、源頼朝に拘ったウオークは鶴岡八幡宮で終わり。みんな、初夏の息吹を感じつつ、鎌倉に纏わる歴史の勉強をして収穫の多かった今日のウオークに大いに満足して家路についた様だ。
今日のウオークはチーフの広瀬さんはじめ近藤、遠藤、佐野、戸口の皆さんがリーダーを務めてくださった。ご苦労様でした。


(完) 和澤  潔