池上　誠志

  私たちが歩き始めて１年余り過ぎた、00年１月「いぶすき菜の花マーチ」がオールジャパン最初の認定大会で「パスポート」を手にしたのが始まりでした。以後あちこちの大会に参加し03年11月の｢第１回海峡のまち下関歴史ウオーク｣で完歩するまでの足跡をたどってみました。

私たちのファウスト10都道府県ウオーカーは

（１）開聞岳

（２）四万十川の沈下橋

（３）阿波踊り

（４）国賀浜

（５）りんご畑

（６）奥入瀬

  ここまではＪＭＬと重なっているので以外に早く達成できました。

ハーフ２４都道府県ウオーカー

   01年は４月から11月まで甲州夢街道に参加していました。このころから地方の大会に参加するまでのプロセスとウオーキング前後の観光（歴史、文化、名物料理など・・・・）に惹かれ軽度のアルチュウからチホウ症になっていきました。今年の年頭残った県をチェック、なんと四国、九州が大半、歩け新聞と首っ引きで計画を立て完歩を目指しました。

オールジャパン完歩ウオーカー

   途中で大会開催の変更にみまわれ、時刻表と歩友たちの経験談を参考に克服し歩いたのも思い出のひとつです。

   第１回とって隠岐ツーデーの　歩いて感動！　食べて感激！　初夏の隠岐路、のキャッチフレーズに誘われ参加、歓迎の挨拶で知夫村、村長さんの話で知夫里島の住民の多い順に並べると、タヌキ、きじ、牛に馬、イタチ、そして人間様。すばらしい自然と景観の島を歩いて実感、一日目の赤ハゲ山のチェックポイントまでは牧場の中、馬糞をよけながら登る、登る。島で一番高い山とか、きつかったが眺望は素晴しくしばし休息、ゴールでのイワガキに食べて感激！・・・・・二日目、西ノ島、魔天崖、国賀浜など、まさに歩いて感動！特に魔天崖展望所から見る通天橋は絶景、我を忘れるほど堪能しました。

   瀬戸内しまなみのせっかくウオークは、天気に恵まれ亀老山頂上付近から３つのつり橋からなる来島海峡大橋が一望でき満足、満足、昨日、亀老山頂上から見た全長6.2kmの来島海峡大橋を歩いて渡る、眼下に広がる渦巻、潮流を見ると目が眩む。自然の美しさと人工美の調和はすばらしい。何れの日もスタート時間が遅く苦情がでていたが、私たちも最終日にコース変更してやっと、帰りの船の時間に間に合う始末、今治市は日本一のタオル生産地、タオルを求めて帰路に着く。

   東北で唯一つ残っていた青森は津軽、岩木山を眺めながらりんご畑を歩く、赤い実がやけに目に付く、色を付けるのに葉っぱを選定しているとか、ピンクの大きな実はつがる、りんごに満遍無く色をつけるために手で一つ一つまわしていると農家の人の説明、大変な作業だなぁ・・・・・それにしてもりんご畑の美しさに目を見張るものがあり思わず足が止まる。津軽こけし館、ふるさと創生資金で作られた一億円の純金こけしと純銀こけしの頭をあやかりたい、あやかりたいとなでまわす。今大会で東北マスターウオカーを受賞。せっかくウオークで奥入瀬へ、紅葉には一寸早かったが、バスから見る、八甲田、十和田湖はみごとな色づきでした。

   九州スリーデーで熊本へ、大会初日、会場で突然私たちが呼び出され何事かと・・・・・スタートまえの「檄」のお役目でした、突然で吃驚したがめったに無い事なので引き受け、無事大役をはたせ良い経験をさせてもらいました。この地はイ草の生産日本一、ちょうど植え替えの最中で、田んぼのなかを進むと立派な建物が目の前に04年３月開業予定の九州新幹線新八代駅でした。コースの途中でやたらと｢だごじる｣云々と目にとまり、ゴール後会場の出店で注文、出てきたのはなんと「すいとん」でした。この大会は歩けの他に「やつしろの観光と物産展」やイベント、出店も数多くあり盛況、八代亜紀コンサートも聞けました。この大会でＫＯＭＬ（九州・沖縄マーチングイーグ）を受賞、これで残すは山口県のみ。

  「第１回海峡のまち下関歴史ウオーク」、一日目、フクの競りで有名な下関市最南端の彦島の南風泊市場をとおり彦島南公園へ、この公園から見る関門海峡は雄大ですばらしかった。巌流島を眼下にみてゴール。二日目、旧英国領事館、旧秋田商店，日清講和記念館，赤間神宮、高杉晋作が倒幕を目指して決起した地ともいわれる功山寺、壇ノ浦古戦場跡、唐戸市場など、まさに歴史ウオークでした。

   そして私たち夫婦の歩けの歴史も・・・・４７都道府県達成!!　　 (完)