JML
加盟大会
いぶすき菜の花マーチに参加して 和澤 潔
霧島ホテル前
仲間の3人





今年、13回目を迎えた「いぶすき菜の花マーチ」に私は当協会の仲間3人と参加した。例によってフライトはパソコンでバーゲンセールのチケットを購入、ついでにプラスワンレンターカーを予約、出水の鶴に始まってえびの高原の鹿とも対面するツアーを計画。





私は5年連続5回目の参加、1月22日・第一日は開聞岳を一周する「開聞ステージ」
午前7時、かいもん山麓ふれあい公園を「エイ―エイ―オー」の掛け声と共に40Kコースに向かって出発。宿屋で偶然一緒になったSさんご夫妻、全国を股に掛けるご両人でも夜のとばりが明け切らない内のスタートははじめてと気合を入れていた。


スタートして3時間余りでJR日本最南端の駅・西大山駅に到着、同行の西澤さんとホームで開聞岳をバックに記念撮影、ここで、昨年までなかった珍しい物に出会った。ウオーカー相手に西大山駅の入場券を販売していたのである。私は珍しいので断って写真を撮り「どちらに送りましょうか」と尋ねると制服の紳士は名刺を出して下さった。名刺を見て私は驚いた。なんと「指宿駅の駅長さん」だ。西大山駅は無人駅でこの日の為に出張販売していたのである。私達は気の効いたパフォーマンスと爽やかな対応に気を良くして池田湖に向った。

例年、池田湖畔から開聞岳を狙って写真を撮るのが楽しみであるが、今年も気に入った写真を撮る事は叶わなかった。それでも菜の花畑の彼方に開聞岳を眺めると、また来年も来ようと言う気持ちになるから不思議である。写真を撮りながらのんびり歩いて午後4時過ぎゴール
開聞ステージの出発式 記念入場券と売り子のお二人 池田湖畔より
トキの声とともに 駅長さん、今日は出張、ご苦労様です 菜の花の向うに開聞岳

1月23日・第二日は魚見岳から海浜の砂むし温泉さらに鰻温泉を辿る「指宿ステージ」
午前7時、ふれあいプラザ・なのはな館を出発。夜半からの猛烈な嵐の中みんな黙々と歩く。晴天なら錦江湾、桜島が一望できる魚見岳からの眺望も台無し。砂むし温泉辺りで雲が切れてあっと言う間に晴天となる。


私は濡れたポンチョを仕舞って身軽になり30Kコースを目指す。西郷隆盛が湯治をした温泉として知られる「鰻温泉」ではトン汁とゆで卵を戴いて昼食。この温泉では各家の玄関先に温泉蒸気が噴出していて炊事や湯沸しをしている由。一度、ゆっくり泊まって見たい、そんな気持ちを抱きながら温泉を後にした。朝方の嵐に洗われて爽やかになった魚見岳を眺めながら午後2時30分ゴールした。
魚見岳頂上 鰻温泉 なのはな館近く
嵐の魚見岳 西郷隆盛も好んだゆで卵 台風(?)一過の魚見岳

参加者は二日間で前年を上回る9000人を超えた由。驚きは二日目の荒天にも拘らず5000人を超えた事である。
出水の鶴、薩摩川内の新田神社、霧島、えびの高原の報告は別途致します。(完)