ウォークメイト(ふじさわ歩友会) 藤沢市後援
わがまち ふじさわの景観130景をあるく
村岡の景観めぐり
2014年
09月26日金)

天気:快晴 参加者:113名 距離:8km 
コース: 藤沢駅北口サンパール広場前→市役所旧館横(藤沢景観1)→境川東橋→村岡公民館前→弥勒寺(村岡景観4)→312号線途中、トンガリ帽子の藤ヶ岡中学校遠望(村岡10)→天嶽院(村岡9)→慈眼寺と混生樹(村岡8)→312号線横断歩道橋→柄沢神社(まだある70景)→柄沢公園(昼食・ウォーキング教室)→藤沢団地前→裁判所横(流れ解散)→藤沢駅

サンパール広場での開会式 弥勒寺山門
トンガリ帽子の藤ヶ岡中学遠望 天嶽院山門
天嶽院参道はすばらしい 慈眼寺参道
天然記念物の混生樹 横断歩道橋からの遠望、
柄沢神社 柄沢公園を後に
藤ヶ岡中学前 藤沢団地前 水道道路下って

写真:八柳

10時15分過ぎ、藤沢駅北口サンパール広場前出発。目下取り壊し中の市役所本館前を下って裁判所脇へ。2017年初夏には11階建の新庁舎が完成し、やがて街のランドマークになろう。裁判所横を通り境川東橋を渡る。欄干に藤のモーチーフがあった。単なる橋でも一寸した遊びが渡る人を癒し景観ともなる。
右岸に沿って歩き村岡公民館と村岡小学校の間を通り、312号線(田谷・藤沢線)高架橋をくぐると弥勒寺(日蓮宗)であった。今日のチーフリーダーは弥勒寺さんも珍しい苗字だが、この辺りの地名の由来ともなっているお寺で、嘉録2年(1126)に北条泰時が父義時の菩提を弔うために創建したと伝えられる。
また、明治6年頃、村岡小学校の学舎となっていたという。境内の大きな芭蕉が印象的であった。

お寺を後にし、ここから天嶽院への道、312号線は上り坂であった。上りつめた所から、左手の高台に藤ヶ岡中学校のトンガリ帽子が見られた。三角形の屋根は学校のシンボルであり地区のランドマークでもある。トンガリ帽子、誰が名づけたのであろうか。多分、「緑の丘の時計台 トンガリ帽子♪♪」の歌を知っている世代の人であろう。

坂を下った所が天嶽院(曹洞宗)であった。山門の前に仁王像が立ち、茅葺屋根は葺き替えられていた。参道の両脇の苔、モミジは素晴らしい。「紅葉の頃は綺麗でしょうね」という人がおられたが、ここのモミジは赤く紅葉しない種類である。天嶽院は玉縄城主北条綱成が北条早雲の菩提を弔うため建て、家康から三十石の朱印地を賜ったという由緒あるお寺である。ここで男性は東司休憩をとった。(とうず 禅宗ではトイレの事をそう呼ぶらしい)

天嶽院を後に、さらに312号線、オリンピックの前を通り302号線(小袋谷藤沢線)と交差する辺りに慈眼寺(曹洞宗)があった。このお寺も開基は玉縄城主北条綱成、見所はなんといってもモチノキ、タブノキ、シイノキがその根をお互いに密着し、あたかも一本の木のように見える市指定の天然記念物の混生樹であった。他に本尊の木造十一面観世音菩薩像も市指定の文化財であるが、ガラス越しにはよく拝観できなかった。皆さん混生樹には興味深く眺めていたようであった。

裏門から出て、また少し上って312号線横断歩道橋を渡り柄沢地区へ。歩道橋からはトンガリ帽子は無論、富士山の帽子の上だけが見られた。やがて、また白い帽子を被る季節がやって来る。歩道橋を渡った先にこんもり生茂った林があった。地図によると稲荷山、しかし、重機が入り開発中であった。そんな中、柄沢神社の一角だけが残っていた。柄沢村の代々名主を務めた小池家、そのご先祖は足利尊氏に仕えた名家である。その家屋は新林公園に移築保存されているが、元は神社の鳥居前にあったという。

312号線と併行する道を下って柄沢公園へ。12時少し前に到着、昼食、12時半からウオーキング教室、130景観歩者9名に対する市長表彰状と記念品の授与等があった。午後の部は、藤ヶ岡中学校前を通り、藤沢団地前、水道道路を通り村岡トンネル前から市役所方面へ向かい、13時30分頃、裁判所前で流れ解散となった。日中、気温は27度まで上がり、日差しが強く感じられたがよいウォークだったと思います。景観課の若手職員も無事完歩しました。(八柳修之)