サバ神社めぐり B 2014年
12月12日金)

天気:曇り 参加者:276人 距離:14km
コース: 地蔵原の水辺→佐婆神社→飯田神社→下和田左馬神社→宮久保公園(昼食)→上和田左馬神社→瀬谷左馬社→大和駅

ソフトボールを見ながら 初冬の神田橋から
佐婆神社 飯田神社のおばさん
下和田の広い新田 下和田左馬神社
大津家長屋門 県立大和南高校
宮久保公園で伝達式 上和田左馬神社
瀬谷左馬社 大和東プロムナードでゴール

写真:川澄

  「サバ神社めぐり」3月、6月についで3回目である。相鉄線 いずみ中央駅近くの地蔵原の水辺に276人のウォーカーが参加してくれた。和泉川を渡る川風が少し冷たかった。
 
 サバ神社は6月の例会報告でも触れたが、藤沢市、横浜市、大和市を流れる境川、和泉川、引地川の流域に、「サバ」と読む社名をもつ(あるいは過去にもった)神社が12社ある。
社名の「サバ」には鯖、左馬、佐婆、佐波等と表記したり、土地の名前に替わった社もある。祭神には源義朝(左馬頭)が多い。一日に七さばを参ると御利益があるという「七さばめぐり」もある。サバ神社は決してハデさは無いが、古来農民や豪族から尊宗されてきた。

 今回は相鉄線・いずみ中央駅近くから小田急線・大和駅近くまで14km、五社を巡礼歩行する。9:30から出発式。ストレッチのあと3班に分かれて出発した。スタート直後、和泉遊水地でシニア男子組がソフトボールをしていたが、投手がすごく早いボールを投げていたのに驚いた。神田橋を渡って西へ進む。

先ずは「佐婆神社」参拝。背後を相鉄線が走っている。上飯田公園の横を通って二社目が「飯田神社(鯖明神社)」。広い境内で、一人のおばさんがいちょうの葉をかき集めてられる。大木だから掃除も大変だ。「皆さんが来られる前にきれいに掃いておこうと思ったのだけど・・
今年は銀杏の実がずい分ついたのですよ。少し小粒でしたけどね・・」と話された。
 境川に出ると両側は大きないちょう団地。川を渡ると大和市。団地を突っ切ると広い新田にでた。壮観な実りの秋に再訪したいと思った。坂道を上ると「下和田左馬神社」。ここまでの三社は6月に巡ったところだ。(6月「サバ神社めぐりA」は湘南台〜いずみ中央〜高座渋谷のコースだった。)大津家の長屋門を拝見した。大津家当主は幕末安政期にこの地域の名主であった。ケヤキの大木もあり、盛んな当時が窺えた。

 新幹線をくぐり一路北上し宮久保公園に向かう。途中、県立大和南高校の横を通った。校舎は高台にあり、道路までは堅牢なコンクリート壁があり、長く続いていた。歩道に10人ほどの男女生徒がいて、校庭から道路に落ちてくる多くの落葉を掃いていた。見るからに青春ド真ん中の元気な若人たち。「こんにちは」と大きな声をかけられ嬉しかった。近頃の高校生といえば、なんかスマホなどをいじって、おとなしいイメージを持っていたがそんなことはなかった。話をしても明るくて爽やか、一級品の応接であった。宮久保公園で昼食した。
 
 宮久保公園で次回の伝達式、12:20に出発した。小田急線・桜ヶ丘駅に近い平坦な土地を北上すると「上和田左馬神社」。祭神は左馬頭 源義朝である。旗印のササリンドウが境内に見られた。先月くらいまで鎌倉で良く見られた花である。中原街道に出て境川を渡りまた横浜市に入る。日蓮宗 宗川寺から更に北上し、今回最後の「瀬谷左馬社」を参拝。厚木街道を経由して大和駅に近い大和東プロムナードで解散した。13:20であった。(川澄武雄)