ウォークメイト(ふじさわ歩友会) 藤沢市後援
わがまち ふじさわの景観130景をあるく
善行の景観めぐり 
3月18日(水)

天気:晴れ 参加者:122名  距離:10km 
コース: 体育センター・サブグランド→横須賀水道みち(景観3)→天神公園(休憩)→石川丸山谷戸(善行5)→石川レンゲの里(善行6)→石川権現庭の森(70景)→善行団地(善行4)→善行団地中央広場(解散)


体育センター横での準備体操風景 老朽化が進むグリーンハウス
直線の横須賀水道みち 右手は通称金子の森
善行のキャベツ畑 まだまだ続くキャベツ畑
右手は日大農場内遊水地 天神公園の白モクレン
石川丸山谷戸の小径 谷戸を流れる小川
石川丸山谷戸全景 山王神社脇の上りみち
坂を上ると見事なシダレ梅 絶景 権現庭の果物畑
善行住宅地内の河津桜 善行団地のシンボルツリーはケヤキ

写真:八柳

前日は最高気温20度にも達するという気温、今朝も朝から春も思わせる陽気であった。集合場所は善行駅東口から4分の体育センター・サブグランド。
 ここはかつて、藤沢カントリー倶楽部があった所である。10時20分出発、最初に訪れたのはゴルフ場のクラブハウスだった通称グリーンハウス、通常は正面からしか見ていないが、今回は裏側に回って建物全体を見た。現在も宿舎・食堂として使われているとのことだが、見るからに老朽化甚だしい。藤沢では数少ない洋風建築であるというから補修してほしいものだ。
 
457号線に出て、立石2丁目信号を左に曲がると横須賀水道みち、明治時45年、海軍が軍艦に飲料水を補給するため愛川町半原から横須賀市逸見まで53kmにわたり、ほぼ直線上に上ったり下ったりして水道管を敷設したというものである。途中、道路脇に海軍を表す「海」や「横須賀」「Y」と刻まれた石柱が立っていましたが、気が付いたでしょうか。無名橋の下、横から水道管が見られた。
坂道を上りつめた辺りの右手にあった森は、環境保有林(通称金子の森)、件の払い下げで問題となった所なそうだ。

小田急線線路を横断すると、水道みちは拡幅され、日大の圃場を二分し直線道路が北へと続く。耕作が始まったようで、キャベツの苗が植えられていた。
善行森の幼稚園前、善行小学校横、いずれ世話になるかも知れない特養ホーム前を通り、日大附属農場敷地内にある遊水地をフェンス越し見る。遊水地の面積15,368u、貯水量15,580立方米との表示があったが、大きさの見当がつかない。中には赤い鳥居もある神社もあるようで一度入って見たいところだ。

天神公園で小休止。白モクレンが咲いていた。今日のウォークは12時半に終了するとかで、ウォーキング教室はなく、完歩者の表彰のみ休み時間を利用して行われた。13人目の130景観歩者が出た。おめでとうございます。
このあと、藤沢の三大谷戸の一つ石川丸山谷戸に入った。谷戸へと下る小径は湿って危険ではないかと懸念されたが、スタッフの一人が先回りして安全を確認したという。林の中を下って行くと、視界が開け小川が流れていた。夏場は蛍が出る所だ。谷戸の奥行きは800mにも及ぶという。谷戸を出て石川ポンプ場辺りに至る。この付近、石川レンゲの里として、春にはレンゲが咲き、端午の節句には鯉のぼりが舞いお祭りが行われるが所だが、今年は行われるかどかは分からないという。

ポンプ場のある所から山側一帯は石川権現庭と呼ばれる所である。ポンプ場の脇から両側が竹林や樹林に覆われた薄暗い坂道を上って行くと、左側に山王神社に上る石段があった。ここは通過して上り切り、右に曲がると前面が開け、思わず藤沢にもこんな所があったかという風景であった。左手斜面はブドウか梨の果樹園、先の森にはオオタカの棲息が確認された記録があるという。

畑作地が善行中学付近まで続き、善行団地の敷地に入る。善行団地は昭和37年から41年にかけて当時の住宅公団によって開発されたニュータウンである。
ご多分に漏れず入居者の老齢化の波が押し寄せているという。開発当時植えられたケヤキは巨木となって景観を形成している。団地中央広場前到着12時半ころ、ここで解散となった。大方の人は善行駅まで約1.5kmを歩いた。今日は特に石川丸山谷戸と権現庭の森はよかったという声を聞いた。お疲れ様でした。(八柳 修之)