ウォークメイト(ふじさわ歩友会) 藤沢市後援
わがまち ふじさわの景観130景をあるく
片瀬の景観めぐり
6月26日(金)

天気:曇のち雨 参加者:101名  距離:8km 
コース: 新江ノ島水族館横くらげ広場→境川河口付近(景観 2)→常立寺(景観 10)→龍口寺(景観 9)→腰越を走る江ノ電(70景)→小動神社と腰越新港(70景)→緑の江の島(景観 8)→片瀬海岸(景観7)→江ノ島弁天橋際(表彰)→中村羊羹店手前にて島内の景観、@稚児ヶ淵コース(景観5)A 龍恋の鐘コース、B江の島展望灯台コース(景観4)の3コースに分けれ、以後自由歩行。江の島ヨットハーバー(景観6、希望者のみ亀ヶ岡広場13時出発 団体歩行)→片瀬江ノ島駅

くらげ広場での開会式 境川河口
常立寺山門 龍口寺山門のカイコウズ(デェイゴ)
龍口寺五重塔 龍口寺山門前を急カーブする江ノ電
腰越商店街を走る江ノ電 小動神社
腰越橋付近から見る江ノ島 江ノ島弁天橋脇で観歩表彰式
江ノ島弁天橋を渡る 江ノ島入口青銅の鳥居
瑞心門(赤門)  奥津宮付近のアジサイ
 稚児ヶ淵への下り道 行はヨイヨイか。 龍恋の鐘 説明板を見る人
ヨット八ーバー 白いのが新設されたクラブハウス 1964年五輪聖火台 意外にシャビ

写真提供:八柳、弥勒寺

 出発時間直前、小田急江ノ島線に人身事故があり、新江ノ島水族館脇のくらげ広場を出発したのは9時20分頃。境川河口の弁天橋からみる上流の両岸はボートが係留され、龍口寺の仏舎利塔を望む景色は片瀬地区の景観に選ばれているが、マンションが建ち並び選考当時の景色とは違っている。写真は上流の山本橋付近から撮ったものです。
最初に訪れたのは、日蓮宗常立寺、この寺の枝垂れ梅は毎年、観光客で賑わうほど有名である。また、鎌倉時代、降伏勧告に来た元の使者杜世忠ら5人が、北条時宗によって斬首されたと伝えられる使者の塚があり、毎年、大相撲藤沢場所ではモンゴル力士がお参りに訪れることで知られているが、あまり関心がなかったようだ。

次に訪れたのは龍口寺、日蓮上人の「龍の口法難」で知られる寺である。山門脇に曙関が植えたというカイコウズ(デェイゴ)が咲いていた。境内に入り、明治43年に建てられたという五重塔は見あげるにとどめ、日蓮上人が一夜、幽閉されたと伝えられる土牢を見て寺を後にした。

龍口寺からは腰越の商店街を小動神社へ向けて歩いた。街の中を江ノ電が走る風景と小動神社から腰越漁港越しに観る江ノ島は、「まだある70景」として、FWA会員からの応募によって選らばれたものである。江ノ島・腰越間は線路と道路の併用軌道、開業当時は4つもの停留所があった。今はその名残を留めるものはない。当時はチンチン電車であったからホームのような特別な施設も必要なかった。
小動(こゆるぎ)の地名は、風もないのにゆれる美しい松、「小動の絵」が、この岬にあったという説明板があった。神社展望台から改修なった腰越漁港越しに観る江ノ島は素晴らしい。市の案内パンフレットでは江ノ島と富士が観られる写真が、景観5として紹介されているが、藤沢からは見られない。東浜では7月1日の海開きに向けて海の家が建設中であった。

江ノ島へ繋がる江ノ島弁天橋際で小休止、表彰に続き、江ノ島島内は見所が多く、団体でゾロゾロ歩く所ではないので、3コースに分かれ島内自由歩行となる説明があり、観光協会のパンフレットが配布された。全長389mの江ノ島弁天橋を渡り、青銅の鳥居をくぐると土産物店、食堂が並び朱の大鳥居に着く。この先、辺津宮への石段、瑞心門であるが、右側、奥津宮へ通じる道を木々の間から湘南海岸を見ながら上る。岩屋通りという奥津宮、江ノ島岩屋へ道に出る。羊羹屋さんの手前で解散。奥津宮の拝殿の天井には市指定文化財・八方睨みの亀の絵(現在、掲げられているのは模写)がある。どの方向から見ても睨まれているように見えるという。稚児ヶ淵への上り下りの石段で苦労した記憶があるので下り口まで。龍恋の鐘へ。観光のため、若い人向けに江ノ島縁起「天女と五頭龍伝説」の恋物語にちなんで鐘が設置され若い人たちが訪れるという。

岩屋まで行った健脚のアンカー二人がコッキング苑前に着いたのは11時半頃、この頃雨がポツポツ降り出していた。ヨットハーバーまで団体歩行する人のスタート時間は13時であったが、13時まで3班、順次出発した。最後の13時発の参加者はお1名だった。中津宮広場のデッキから眺めるヨットハーバーは素晴らしい。児玉神社脇からの道を下り、新装なった江ノ島ヨットハーバーハウス、1964年五輪の聖火台、先端のザエ島まで歩き解散となった。(八柳 修之)