ウォークメイト(ふじさわ歩友会) 藤沢市後援 わがまち ふじさわの景観130景をあるく 大庭の景観めぐり |
11月24日(火) |
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天気:雨のち曇 参加者:109名 距離: 10㎞ |
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コース: | 遠藤公園→緑のプロムナード(大庭の景観①)→小糸川のしだれ桜(景観②)→中央けやき通り(景観⑨)→二番構公園(景観③)→裏門公園(景観④)→<湘南ライフタウン(景観⑩)は途中から展望>→大庭城址公園(景観⑤)→大庭遊水地(新70景)→舟地蔵公園(昼食・ウォーキング教室)→?谷戸稲荷(景観⑦)→二つの舟地蔵(新70景)→大庭台墓園(景観⑧)(解散) |
スタート前のストレッチ | 緑のプロムナード(景観①) |
小糸川のしだれ桜(景観②) | 中央けやき通りと幹線の並木道(景観⑨) |
二番構公園(景観③) | 裏門公園(景観④ |
大庭城址公園(景観⑤) | 湘南ライフタウン(景観⑩) |
大庭遊水地(新70景観) | 舟地蔵公園で昼食 |
舟地蔵公園でウォーキング教室 | モミジバフウの街路樹 |
䑓谷戸稲荷(景観⑦) | 二つの舟地蔵(新70景観) |
大庭台墓園(景観⑧) |
写真提供:大牟田
近年、湘南ライフタウンが開発された大庭地区も、かつては鎌倉権五郎景政が私領を伊勢神宮に寄進した大庭御厨があったり、関東平氏の雄・大庭氏が大庭城を構えるなど、歴史の息吹を感じる遺構も点在し、新旧織り交ぜた景観に、初冬の樹木が彩りを添えていた。 集合場所・遠藤公園に109人の参加者が集まった。夜来の雨はあがり、天気は快方に向かった。季節は「小雪」だというのに気温は高め。いつものとおり、ストレッチを終えて、ほぼ定刻にスタートした。 いきなり遠藤地区の住宅地に入る。住宅地の中の道に緑の生垣が設けられ、遊歩道となっている「緑のプロムナード」(景観①)を通り抜ける。庭木のみかんや柿の実の色が目を楽しませる。背の高い木立ダリアも目を引く。住宅地を抜けると「中央けやき通りと幹線の並木道」(景観⑨)に出る。今日はこの道に沿ったり、横切ったりを何回か繰り返し、その都度、赤茶けた色に染まったケヤキの並木が景観を創り出していた。春先に毎年訪ねている「小糸川のしだれ桜」(景観②)は裸の枝だけだった。 やがて駒寄とか二番構とか、いかにも城郭に付随するような名称が目に入ってくる。大庭城址に近いことを窺わせる。「珠玉の二番構公園」(景観③)、「裏門公園」(景観④)を過ぎると、いよいよ「大庭城址公園の春秋」(景観⑤)である。春先の桜、ばら、ふじ、の時期には数多く訪ねているが、秋に訪ねることは少ない。春先で気づかなかった「メタセコイヤ」の大木があるじ然として屹立する姿は景観である。北東側の急な山道を下って引地川沿いの流域に出る。(新70景)「大庭遊水地」である。アシの湿地に架かる木道を歩く。ここが景観10景に洩れていたのは意外な感じがした。 ここで舟地蔵交差点に出る。交差点の一隅に舟地蔵が鎮座している。その昔、北条早雲が大庭城を攻めたとき付近一帯は沼地でなかなか攻め入ることができなかった。北条方は地元の老婆から引地川の堤を切れば沼は干上がることを聞き出したが、秘密が漏れることを恐れ、老婆を斬り捨てたという伝承があり、この老婆を供養するために建てられたという。舟地蔵はもう一体あって、二つ目の舟地蔵が(新70景)として、これから午後、探訪することになっている。こちらが先代だとか。 舟地蔵交差点のもう一つの角に舟地蔵公園があり、ここで昼食休憩となった。ここにも、メタセコイヤの樹3本があって、これを丸く囲った縁石に参加者がぐるりと座って弁当を食べる光景はなごむものがあった。食後、完歩に関する表彰があったが、大詰めに近くなったせいか、受賞者の数が増えてきた。続いて、歩いた後のストレッチについてのウォーキング教室を終えて、午後のスタートとなった。 公園脇の交差点からライフタウンに向かう道の街路樹「モミジバフウ」は本日一番の紅葉だった。「䑓谷戸稲荷周辺」(景観⑦)に向かって丘を登る。その先の路傍に先の「二つ目の舟地蔵」が佇んでいた。坂を下り、再び大庭の台地に向けて長い坂道を登る。老体にはきつい。再び三たび、最南端に近い「中央けやき通り」を渡って今日最後の景観探訪先、「大庭台墓園」(景観⑧)にたどり着く。入口のプロムナードもうっすらと黄葉していた。ここでゴール。ほぼ定刻に到着し、門前のバス停からそれぞれの方角に向かって帰路についた。(大牟田 宏) |