紀行

インドネシアを歩く(3)

「タマン・ミニ・インドネシア・インダー」を訪ねる

 平成26年5月26日 池内淑皓

 今日はジャカルタ郊外にある「タマン・ミニ・インドネシア・インター」を訪ねる。
一万数千もの島々が東西5千キロ、南北2千キロに広がる世界最大の群島国家インドネシア、そして300以上の民族が暮らす多民族国家、それぞれがそれぞれ特有の文化を持っている。
 多様な民族が住むインドネシア各地の文化を、100haに及ぶ広大な敷地に、インドネシア全州を代表するパビリオンが建てられているテーマパークであると言う。
 ここで一日過せば、インドネシア全土を訪問した事になりそうだと、欲張って訪ねてみた。
行き方は、ホテルから歩いてサリナに出で、バスでブロックMと言う町に行く。そこからタクシーでタマン・ミニ・インドネシア・インダーに向かう事にした、路線バスもありそうであったが効率よく行く事とした。

「パビリオン点景」 池を中心にぐるりと輪を描くように各州のパビリオンが並んでいる

 ヒンズー寺院がお出迎え

 「バリ博物館入口」 ヒンズーの神々が彫刻されている、結構怪奇で不気味だった

 「入口の神門」 

    「スマトラ島の民家」 高床式で涼しい、屋根は芭蕉の葉のような繊維質の葉を重ねて葺いてある
            右奥の小さな建物は穀物倉


「族長の住まい」 部屋の中は各部族長の会議が出来る大きな広間がある

「東チモール地方の農家の家」 木の板または棒で囲んである

高校生が民族舞踊の練習をしていた、お祭りのアトラクションで実演するのだと言う
     ここでも日曜日には民族芸能や各種のアトラクションも行われる


 パビリオン内で地元の人とフルーツとココヤシジュースをご馳走になる

スーベニアショップで竹製名入キーホルダーを作ってもらう(150円)

「バディックの実演を見学する」
 実演コーナーではインドネシアで代表的なバディックについて実演していたので見学した。
日本では「ジャワ更紗」として有名、インドネシアの代表的な染色工芸品。19世紀頃宮廷で重用され、さまざまなデザインや技法が発達して完成度が高まった。
バディックはインドが発祥の地と云われ、世界各地に広がった。種類としては@手描きバディックA型押しバディック、Bコンビネーション、Cプリントがある、
最高は手描きだ、熟練した絵かきが線の一本一本強弱をつけて描いて行く、精密な絵柄になると半年もかかると言う。日本語版で作り方のパンフレットがあったので説明しよう。

               
バディックの作り方 

下絵の上に色を付けて行く

蝋引きした絵を染めて乾かす

バディックを着て食事、孫にも衣装か
「今日の夕食」ビンタンビール、焼き鳥(サテカンビン(山羊肉の串焼き)、
野菜サラダ(ガドガド)キャベツ、ジャガイモ、セロリ等にピーナツソースをかける、
焼きそば(ミーゴレン)   全部で800円弱

続く