5月17日、辻堂地区で「辻堂まちづくり会議」が主催する健康ウォーキングが開催され、FWAスタッフも応援に参加しました。風薫る五月、初夏の日ざしを受けて140人の参加者が「辻堂グリーン回廊」を気持ちよく歩きました。「辻堂グリーン回廊」は辻堂地区内の景観や自然環境を巡る道で、「辻堂まちづくり会議」が設定したものです。「辻堂まちづくり会議」委員の野村治徳さんに今回のウォーキング原稿を依頼し、合わせて写真もお借りしました。(編集部)


長久保公園 全員で記念写真 

 野村 治徳

5月17日、辻堂まちづくり会議主催のウォーキングが行われました。今回は、八松小学校を起点にして、宝珠寺、天王山、長久保公園、引地川沿いから堂面に抜け、お蔵の散在するまちなみを抜けて、出発点に戻るという総距離約6㎞。富士山もくっきりのさつき晴れに恵まれ、参加者は老人クラブ、一般、青少年会館の児童たち、94歳から3歳の140人が最後まで元気に歩きました。休日でしたが辻堂市民センターからセンター長や職員の皆さんも応援に参加してくれました。辻堂まちづくり会議の山田榮会長も、あちこちの町角にて歴史や由来について説明してくださり、興味深く聞かれた方も多かったようです。

 湘南ふじさわウオーキング協会のご指導のもとに、先ずはからだをほぐす恒例の準備体操。北の寺・宝珠寺の境内の石造物に目を凝らし、天王山の松林の中ではさわやかに吹きぬける風の気配に古(いにしえ)の辻堂の気配を感じました。今回の目玉のひとつは辻堂地区の北側、JR線沿いのみち。かつてはパナソニックの工場があり、知る人ぞ知る桜の並木がありましたが、辻堂地区の新たなまちなみが生まれていますので、中の緑道を歩きました。電柱も地下埋設され、気持ち良い空のひろがりにみなさん時代の変化を感じたよう。

長久保公園は花々の彩に加え、深まる緑の木立に、お父さんやお母さんと手をつなぎ楽しそうに歩く児童達の笑顔が印象的でした。旧鎌倉街道沿いのまちなみは、由来を記した看板も増え、恒例の7月の諏訪神社例大祭の一本柱人形山車、お神輿、お囃子や奉納太鼓等も、辻堂の歴史を大切に守るこのまちの意気込みを伝えてくれます。
 そう、辻堂ってすばらしい! 西に富士山、東に江の島の美しい景観を持つ辻堂海岸、引地川沿いのグリーンベルト、歴史の残るまちなみと文化、加えて広々とした県立辻堂海浜公園、緑あふれる長久保公園。そして新しいまちなみや商業施設により、住みやすさが増している辻堂。こんな宝物に囲まれて暮らしている私達は本当に幸せ。ウォーキングの満足感と地域環境のすばらしさや変化を感じた一日となりました。

 開催および運営にご協力いただいた湘南ふじさわウォーキング協会、辻堂地区老人クラブ連合会、辻堂地域包括支援センター、辻堂青少年会館、辻堂市民センターの関係者の皆様、そして八松小学校の社体協の皆様、ありがとうございました。


スタート前のストレッチ 八松小学校を出発
宝珠寺(北の寺)参詣 新しい街「藤沢SST」を歩く
長久保植物公園に到着 長久保公園を出発
京鎌倉往還を進む 諏訪神社、宝泉寺(南の寺)参詣
歴史豊かな旧街道 ゴール八松小学校でクールダウン
山田会長 閉会挨拶 記念品があるよ!