柏尾川を遡る

柏尾川の源流を訪ねて 


近藤 源司

 6月18日(本番9/21)梅雨空の下、上記タイトルの「柏尾川を遡る②」の下見を6人で歩いた。午前中はなんとか降らずにもっていた天候が昼過ぎから雨が落ちて来た。タイトルにこだわって川沿いを遡るコースの所処に紫陽花が雨を含んで頭を重たげに垂れ色鮮やかに咲いていた。紫陽花はやはり雨が似合う。トップリーダー池内チーフの熱い思いは当日の参加会員がどうしたら心から喜んでもらえるか、どうしたら楽しんでもられるか・・・だ。スタートの戸塚から遡る柏尾川にしても右岸か左岸かどちらが歩きやすいか、我々6人は3人づつに分かれて歩いてみた。池内チーフの心遣いだ。不動坂から平戸~上永谷とどこまでもタイトルにこだわって出来るだけ川沿いを歩く。

遡ると次々と柏尾川に合流する川が現れて楽しい。なかでも馬洗川とは、その昔北条政子がここまで乗ってきた馬を休ませ馬を洗ったという。当世でいえば何百km運転してきた愛車をここで洗車したということか。遠い昔を偲び感慨に耽る。いよいよ柏尾川の源流に到達する。盛りを過ぎたあやめが心なしかさびしげに咲く池のまんなかから伏竜流水が勢いよく噴き出していた。あらためて自然の力の大きさに驚く。雨も上がりゴールした港南台で6人の距離計を確認、それぞれ16km前後だった。数百人で歩く例会当日もさることながら、どのコースをとったら会員さんが喜んで下さるか思いを致しながら歩く下見もまんざらでもない。みなさんも役員を経験してみませんか。

  
梅雨空の下見も楽し川遡る仲間の笑顔に心満ちたり  源 司