ウォークメイト
『引地川段丘の雑木林を求めて
2007年
10月25日(木)

天気:晴れ 参加者:49名 距離:10km
コース:善行駅〜県立体育センター〜善行団地中央広場〜山王神社前〜石川ポンプ場角〜引地川親水公園(昼食)〜荏原製作所脇〜伊勢山公園(解散)〜藤沢本町

緑の屋根なのでグリーンハウスと呼ばれていた。 見事な柿の木
なんと言う花なのでしょう 昼なお暗き道 山王神社と見ゆ
刈り採られた田圃 引地川親水公園
江尻さんのウォーキング教室 ふれあい緑化地域
写真:八柳

 引地川の段丘に発達した善行地区は谷戸が入り組み起伏に富み、かつては雑木が繁る山里だったという。僅かに残る雑木林を求めて歩こうという企画である。
集合場所となった県立体育センターは、かつて藤沢カントリー倶楽部があった所、昭和18年に閉鎖されたというから知る人は少ない。現在、僅かに倶楽部ハウスがその名残をとどめている。ラーメンの旗はいいただけない。
善行団地中央広場で小休止、雑木林を切り開き、昭和40年から入居が始り、現在、2,500戸余の大団地であるという。
団地を抜けると、こんな所にまだ畑があるのかという所を通る。柿が色づき、小さな秋見つけたという声、子供の頃の原風景を思い出したのであろうか。
畑地、梨畑が見られる所から、林に入ると下り坂となり昼なお暗き道である。
下り切ると突然、明るくなり視界が開ける。石川ポンプ場から左折、今、通った山の麓の道を、右は刈り採られた田圃、前方に引地川水道橋を望み歩く。
聖ヶ谷古道入口前を通過して、ほどなく親水公園着、昼食タイムとなる。
12時20分からウォーキング教室、平野会長の「なぜ、いまウォーキングなのか?」のお話に続き、江尻最高顧問の高齢のワンポイントレッスン。

12時50分、午後の部スタート、再び森に入る。ここは引地川緑地保全地区、一部植栽で整備されたというリーダーの説明である。上り切った先が荏原製作所、ここにはかつて海軍の藤沢飛行場があった所で、戦後は昭和28年まで民間飛行場として使用されていたという。これも知る人は少ない。
35年に荏原製作所が進出したのは36年。台地の先端部、大庭の台地を右に眺めながら桜道を歩く。工場敷地の宅地化が進み、オーシャンロードという目下売り出し中の住宅地の道、国道1号線を跨ぐ石名坂橋を渡り、最後の登り道の先が、ゴールの伊勢山公園、桜の木が無残に切られていた。解散13時45分。
善行にお住まいのMさんの感想、「善行にこんな所、こんな道があるとは知りませんでした」 今日のコースは「自然と歴史のふじさわの道」に相応しかったのではないでしょうか。(Y・Y)