旧小出村めぐり 2009年
4月15日(水

天気: 晴れ  参加者: 273名 距離: 12km 21km
コース湘南台→なかむら公園→遠藤公園→丸山公園→東羽沢公園→県道藤沢平塚線→
ショートコース 大辻→小出→里山公園(昼食)→バス停・文教大学前
ロングコース  八王子原→茅ヶ崎市民の森→小出→里山公園(昼食)→芹沢→小出側道→秋葉台運動公園→湘南台駅

一色川沿いの芝桜 小糸川沿いの枝垂れ桜
旧小出村遠藤地区の住宅内の遊歩道の桜並木(八重桜・ぼたん桜)
旧小出村堤地区、東羽沢公園のぼたん桜 旧小出村堤地区、ショートコースとロングコースがコースを分けた付近。小出中央通りの八重桜
旧小出村堤地区の谷戸にある茅ヶ崎市民の森入口 里山公園芹沢地区の谷戸にできた「谷の家
旧小出村芹沢地区、里山の光景を色濃く残す谷戸 旧小出村遠藤地区、菜の花で埋まる小出川の側道
旧小出村行谷地区を文教大学方面に向う 旧小出村遠藤地区、工業団地の中の桜並木

写真提供:大牟田

 引地川に面している円行公園がスタート地点である。この付近の引地川両岸には染井吉野の桜並木が続いているが、既に葉桜となっていた。今日はロングコース〔21`〕とショートコース〔12`〕の併用であるが、暫くは両コースとも同じ道を進むことになる。

引地川の右岸に沿って下り、山田橋の近くから右折して石川の台地へ上ったところが最初の休憩地・なかむら公園である。長い藤棚が特徴的であるが、花にはまだ早い。石川を過ぎると旧小出村の遠藤である。旧小出村は明治22年(1889年)に、遠藤、堤、芹沢、行谷(ナメガヤ)、下寺尾の五つの村を合併して誕生しているが、昭和29年(1954年)に茅ヶ崎市と合併するか、藤沢市と合併するかについて意見が分かれ、住民投票で決することになり、投票の結果、茅ヶ崎との合併を希望する票が上回ったようである。これを不満とした遠藤地区が小出村から離脱して昭和30年に藤沢と合併している。タイトルは「旧小出村めぐり」となっているが、旧小出村の一番西側にある下寺尾地区は今日のコースには入っていないようである。

二つ目の休憩地点が遠藤公園である。遠藤公園の手前あるいは遠藤公園の先では、住宅地の中の迷いそうな道をたどり、「枝垂れ桜」や「八重桜」のトンネルをくぐり、コースに花を添えていた。コース設計にあたってのリーダーの腐心のあとが窺える。しかし、枝垂れ桜の方は終わりに近かったのは残念だった。
県道藤沢平塚線(小出中央通り)に出たところで、ショートコースは右へ曲がり、大辻、小出を経て、里山公園へ向かった。ロングコースは左へ曲がり、八王子原交差点から旧小出村堤地区の谷戸へ下り、茅ヶ崎市民の森で休憩後、谷戸を抜けて、小出で県道藤沢平塚線に戻り、茅ヶ崎市小出支所の前を通り、ショートコースと同じく里山公園に向かって昼食となった。この小出支所のあたりが旧小出村の村役場などがあって、村の中心だったようである。
里山公園に着いた時は12時20分。すでにショートコースのメンバーは到着していた。里山公園はパークセンターや谷の家などの設備が出来ていて、徐々に整備がすすんでいるようだった。

ここで、ショートコースは12時40分にスタートし、旧小出村の行谷地区へ向い、バス停・文教大学前で解散。ロングコースは里山公園の最も里山らしい雰囲気を残す旧小出村の芹沢地区の谷戸へ向う。途中から9月だと彼岸花が群生する小出川の側道に出る。9月に「小出川の彼岸花」で辿るコースとは、逆の方向に向う。彼岸花のことを「葉なし花なし」と言うそうである。葉がある時期には花はなく、花がある時期には葉がないことからきているそうであるが、いまは何もない。彼岸花に代わって菜の花が迎えてくれた。
秋葉台運動公園で解散後、一路、湘南台へ向う。途中、工場団地の中で、鮮やかな色の八重桜の並木に目を奪われた。
心配された雨も未明にはあがり、気温は夏日に達し、久し振りにペットボトルの飲み物を飲み干す一日だった。(O・H)