ゆっくりウオーク
足柄平野とアサヒビール 
2010年
10月04日(月

天気:曇り時々雨 参加者:179名 距離:10km
コース:開成水辺スポーツ公園(集合)→あじさいの里(昼食)→アサヒビール神奈川工場(ゴール・解散式)

新十文字橋を潜る 酒匂川堰堤を行く
稲穂が黄色く色づき、秋桜咲く ハナアオイ農道を行く 曼珠沙華も綺麗に咲いていた。
あじさいの里で、早めの昼食  アサヒビール神奈川工場に到着、花葵がお出迎え
ウグイス嬢の案内で工場見学 待ちかねた試飲、おひとり三杯までOK 

写真:池内

 前夜からの雨が朝方まで残り、集合場所を急遽変更して、駅から歩いて20分の所にある、開成水辺公園とした。雨で増水した酒匂川を十文字橋で対岸に渡り、開成水辺公園スポーツ広場で出発式を行った。
川音川親水公園からの道を割愛して、酒匂川の堰堤沿いに上流に向かって歩く事とした。
 十文字橋は江戸時代“十文字の渡し”として有名な渡しで、この道が古代から東国に抜ける主要道として利用されてきた矢倉沢往還なのだ。
 この往還は、東海道吉原から富士山麓の十里木を通り、御殿場に出る。ここから足柄峠を越えて、矢倉沢の部落に至る。
江戸時代には、この矢倉沢には箱根の裏関所が設けられた。矢倉沢往還はこの十文字の渡しを越えて、ほぼ現在の国道246号線沿いに江戸赤坂御門に向かう。

 私達は雨を避けるために足取りを少し早くして、開成町の“あじさいの里”で少し早めの昼食とした。
六月の紫陽花が咲く季節になると、多くの観光客が訪れると言うこの辺り一帯は、足柄平野の核心地で、北は丹沢山塊が北風を防ぎ、東は大磯丘陵、西は箱根外輪山に囲まれ、南は燦々と陽光が降りそそぐ相模湾に接している。そして一筋の酒匂川が北から南に向かってこの平野を貫くように流れている。典型的な沖積平野で、今尚稲作が盛んな肥沃な土地となっている。
 昼食の後、私達は黄金色に実る稲穂の中を、秋桜、曼珠沙華、花葵を愛でながらアサヒビール神奈川工場を目指した。

早めの到着であったが、アサヒビールのご好意により三班に分かれ、ウグイス嬢の案内で工場見学を行った。
 ビールは麦とホップと水で作られる。清冽な箱根・丹沢の湧水が、アサヒスパードライ絶品の味を醸し出しているのだと云う。そしてなによりも大切なエコロジーで環境に優しく、“ゴミゼロ”を達成している。この工場では廃棄物を外に出さないと誓う。
 そして現在この工場では「環境ビジョン2020」を策定している。「低炭素社会の構築」「循環型社会の構築」「生物多様性の保全」「自然の恵みの啓発」これらを実践しながら、持続可能な社会の実現に向かって貢献してゆくのだと云う。なるほど、神奈川工場は国立公園の山並みに囲まれながらも周囲の景観に溶け込んでいる。
 最後にお目当てのビールの試飲、お一人三杯までOKとの事。慈しむように頂いた。なぜ工場で飲むビールはうまいのだろうか。どうやら鮮度だけではなさそうだ。(池内 淑皓)