ゆっくりウオーク
村岡歴史の道
2011年
01月20日(木

天気:快晴 参加者:420名 距離:10km
若尾山公園→藤が丘団地→柄沢神社→慈眼寺→天嶽院(昼食)→日枝神社→村岡城址公園 →石塔群→高谷大神宮→荒神神社→弥勒寺→若尾山公園

藤が岡へ坂道を上がる 柄沢神社
慈眼寺の混生樹 天嶽院の山門
天嶽院の紅梅 高台の墓地からの藤沢市街
新興住宅地の日枝神社 高谷大神宮の急な長い石段
弥勒寺 新しい仲間の3人も頑張ってゴール

写真:石井

 今年初めてのゆっくりウオークは、藤沢市村岡地区の歴史をゆっくりたどるウオークである。
例年より寒い日が続いていますが、今日は風もなく快晴の天気でいくぶん寒さも緩みウオーキング日和となった。
若尾山公園にいっぱいのみなさんが集合した。出発式で新しい仲間の3人(付き添1名)が参加し、会長から紹介されました。
10時15分に5班に分かれて1班から5分おきにスタート、新しい仲間達は5班に入りスタッフが付き添った。私は4班に入り、境川を渡り藤が丘の高層マンションを目指して坂道を上り、藤が岡の住宅地を行き柄沢橋交差点を横断すると、大規模な宅地造成が進み見晴らしもよく、道も整備され様変わりしていた。その一角に日枝神社があり、入口には宅地造成によって移された庚申塔、道祖神塔が集められていた。

県道四谷・藤沢線の横断歩道橋を渡り、慈眼寺に着く。山門の近くにモチノキ、タブノキ、シノキが密着し、あたかも一本木のように見える珍しい市指定の天然記念物・混生樹があり、根元には冬の貴婦人といわれるクリスマスローズがかれんに咲いていた。
県道に出てオリンピックを過ぎると天嶽院に11時30分ごろに到着、ここの境内で日当たりを求め昼食をとる。境内の右側から高台の墓地へ上がる斜面に、梅が早くもかわらしい小さな花を見せてくれる。高台の墓地からは藤沢市街が一望できる。この墓地には、漫才ミヤコ蝶々・南都雄二で有名な南都雄二のお墓があった。

12時10分(4班)ごろに出発、とんがり帽子の藤が岡中学校を眺め、渡内地区の新興住宅を行くと忽然と日枝神社がある。神社というと緑にかまれているが、住宅と住宅の間の高台にある。石段右側に宅地造成で移された庚申塔や道祖神塔があり、鎌倉道の道標も見られた。村岡東地区に入ると村岡城址公園に着く、ここは平安時代の豪族村岡氏や鎌倉氏の屋敷跡とも伝えられ、玉縄城の砦跡であった。大きな石が昔の面影を残す。さらに村岡東の住宅地を下り、脇道に入ると鬱蒼した森に囲まれた急な長い石段が目に入る高谷大神宮。足に自信ある人だけ上がりお参りする。

さらに南下して荒神神社に着く、ここにはピンクのたくさん小さな花をつけた木があった。桜に似てるが時期が早く思案していると、会長が村岡桜にしておこうと言うとみな同調した。この近くの東海道線路沿いに弥勒寺がある。古いお寺でこの辺りの地名の由来にもなっている。会長が会員の方を弥勒寺さんと呼ぶから、不思議に思っていたらほんとうにいたのだ。このお寺とは縁もゆかりもないそうだ。村岡公民館で小休止して、境川を渡りゴールの若尾山公園に13時40分ころ到着、すでに前の班は解散していた。新しい仲間の人達も最後尾で元気に完歩し、スタッフみなさんに拍手で迎えられた。
村岡の歴史ある神社、寺、城址など訪ね、遠い昔に思いめぐらし、ゆっくりウオークを満喫したでしょう。(K・I)