横浜・藤沢市境の公園つなぎ
2011年
01月26日(水

天気:快晴 参加者:364名名 距離:15km
湘南台駅→湘南台公園→境川遊水池公園→天王森泉公園→俣野公園→ウイトリッヒ市民の森→小雀公園(昼食)→金井公園(解散式)→戸塚駅or大船駅

開会式に次いで、コース説明を聞く 伸びをして体をほぐしましょう
新装なった鷺舞橋で境川を渡る
天王森泉公園の森を行く すっかり葉を落としたクヌギ林に木漏れ日が優しい
俣野公園でトイレ休憩です
鎌倉街道 上の道をゆく ここが古道であることを石仏群が教えてくれる
スイス人のウイトリッヒ氏がこよなく愛した森を散策する
小雀公園では小鳥を観察しながら、暖かい日差しの中で昼食です
多賀のため池から、湿性公園遊歩道をゆく

写真:池内

 一年で最も寒い寒中、とびっきり元気な363名のウオーカーが「横浜・藤沢市境の公園つなぎ」ウオークを楽しんだ。
 今日のコースは藤沢市湘南台公園からです。ここ湘南台は小田急線、相鉄線、地下鉄が乗り入れる交通の要衝。公園は昭和51年市の区画整理に合わせて作られました。豊かな緑が都市化の進んだ湘南台に潤いを与えている。
 開会式、コース説明、体操のあと4班に分かれてスタートです。鯖神社を横目に見ながら境川を今飯橋で渡る。一旦横浜市に入って、新装なった鷺舞橋を渡って境川遊水池公園に到る。境川は読で字のとおり、江戸時代から相模国鎌倉郡と高座郡を隔てる境なのだ。
 次は横浜市側の天王森泉公園に向かう。この森の名は“クワクワの森”と云う。柔らかい日差しがクヌギの森を明るく照らす。台湾リスだろうか、枯れ葉を掻き分けどんぐりを探している。クヌギ林を抜けると俣野公園に到着です、ここでトイレ休憩と列詰め、暖かいお茶を飲んで一呼吸です。
 俣野公園はドリームランドの跡地を利用して野球場、芝生広場、植物園等を備えた総合公園として生まれ変わった。敷地内には薬科大学も出来、朱塗りの春日神社は、初詣でたいそう賑わいました。

 さて、コースは少し急な坂道を下り、開けた明るい台地に出ると供養塔、庚申塔が並ぶ小径が交差してくる。この道が鎌倉時代東国に向かう“鎌倉街道上の道”なのだ。上の道は、鎌倉から藤沢の柄沢を通り、俣野、飯田、瀬谷に向かう。私達は俣野小学校前を通り、ウイトリッヒ市民の森へと入ってゆく。
 この森は、スイス人“アーノルド・ウイトリッヒ”氏の屋敷林で、故郷スイスの風景ととても似ていたことから、こよなく愛し育ててきた森なのだ。昭和58年に他界後横浜市に寄贈された。ここには小さいながら、東屋とトイレも設置されている。
 道は、立体交差が完成した国道一号線東海道原宿の交差点を過ぎ、小雀公園へと向かう。20分程歩けば、高台に小雀浄水場のカラフルなタンクが見えてくる。この浄水場は相模川から取水して、港南区、旭区、金沢区、戸塚区、栄区、泉区、そして横須賀市へも供給している重要な浄水場なのだ。
 この辺り一帯は、戸塚区でも数少ない里山の景観を残す緑豊かな公園で、湧水のある“加賀のため池”ではつがいのカワセミが住んでいる。
説明板によると、「カワセミは一日に小魚を15匹食べると言う、ひとつがいで一年間に10,950匹の餌を食べる環境がここに整っている」。と池の畔に設置してある説明板に記述されていた。水鳥達を観察しながらゆっくりお弁当を広げよう。

 午後は湿性公園の木道を歩き、品川団地を抜け、金井高校の前を通れば荒井総合食品卸売市場に出る。ゴールは市場の隣だから、解散後は市場へ立ち寄ってみては如何でしょうか、何か良いことありそう。
 解散式の後は自由歩行です、柏尾川沿いに戸塚駅に向かうのも良いし、大船方面に帰るのも又楽しい、距離はほぼ同じです。キラキラ輝く水面にはボラが跳ねる、春はすぐそこまで来ている。(Y・I)