旧小出村めぐり
2011年
04月13日(水

天気:晴れ 参加者:278名 距離:12km 21km
21km コース:ロングコース   湘南台駅→円行公園→なかむら公園→遠藤公園→東羽沢公園→浄見寺→里山公園(昼食)→秋葉台運動公園(ゴール)→湘南台駅

12km コース:ショートコース 湘南台駅→円行公園→なかむら公園→遠藤公園→里山公園(昼食)→バス停・文教大学前(ゴール)→バスで湘南台駅
 

出発に先立って注意事項の説明 引地川遊歩道を歩く
沿道の芝桜が満開  東羽沢公園の枝垂れ桜
浄見寺で一呼吸 浄見寺墓域にある大岡越前守忠相のお墓
諏訪谷を抜けて里山公園に向かう 県立茅ヶ崎里山公園で楽しいお弁当
芹沢辺りの里山を行く 満足そうな笑顔が主催者には嬉しい

写真:池内

 東日本大地震の影響で見合わせていた例会も、計画停電がなければ今日から実施する事となった。
初夏を思わせるような快晴の中、震災後久しぶりに桜満開の旧小出村めぐりウオークを楽しんだ。
 出発に先立って、先の災害で他界された方々のご冥福をお祈りし黙祷。余震に伴うリスクを勘案し、例会中の注意事項について説明のあと出発となった。
 まずは、引地川桜堤防に沿ってウオーク開始だ。引地川は大和市上草柳和泉の森(厚木飛行場そば)を源流とし、鵠沼海岸から相模湾に注ぐ全長21kmの二級河川、清流に満開の染井吉野桜が良く似合う。(当日は護岸工事中であった)桜トンネルの中を快適に歩き中村公園でトイレ休憩、ここの藤は素晴らしいが、今日は少し時期が早く蕾が固かった。

つぎは「遠藤」公園から東羽沢公園に出て枝垂れ桜を愛でる。頬に触れるほど垂れ下がった桜は今満開、空はコバルトブルーで写真撮影には申し分ないロケーションだ。
旧小出村「堤」あたりの里山も春爛漫の菜の花の中を歩く。浄見寺には12時ちょうど到着する、10km程の距離だ、この涼やかな杜の下で冷たいお茶でも飲んで一呼吸入れよう。浄見寺一帯の杜は昔の相模地方の杜の形を良く残しているとの事で、県指定の天然記念物に指定されている。
 また浄見寺にはご存じ北町奉行所大岡越前守忠相を始め一族のお墓がある。大岡家は慶長八年(1603)家康公より高田一帯(浄見寺から南へ1.5km)を知行地として賜り、明治に至るまで高田を治めた。
 お腹が空いてきたから先を急ごう、深い切り通しが今も残る諏訪谷を抜けて、県道47号線の藤沢平塚線に出る。県立茅ヶ崎里山公園には予定通り12時30分に到着、ここでショートコース組と出会う。紺碧な空と満開の桜の下で広げる楽しいお弁当も一年のうちで今日限りなのだ、明日から桜は散り始める事だろう。

 所で、今まで歩いてきたコースに小出と言う地名が一度も出てこなかった、やっと県道47号線にその名を見つけた。小出小学校、小出支所、小出郵便局この辺りが旧小出村の中心なのだろう。
  江戸時代、この辺りは先程の浄見寺がある堤村は西大平藩、行谷(ナメガヤ)村、芹沢村、遠藤村は旗本領、下寺尾村は幕府直轄地及び旗本領であった。明治22年4月1日町村制施行により堤、行谷、下寺尾、芹沢遠藤は合併し小出村となった。昭和30年4月5日遠藤は藤沢市へ、他は茅ヶ崎市への編入となり現在に至っている。

 昼食後はショートコース組と分かれて、私達は「芹沢」地区の里山を廻る、丘陵を下り、田畑のあぜ道を抜けて行くと、やがて秋葉台運動公園の銀屋根が見えてきた、ゴールは間近である。
 快晴の中、久しぶりに楽しいウオークが出来たのだろう、IVVをもらう顔が晴れやかに見える。(Y・I)