柏尾川からいたち川
2011年
10月05日(水

天気:参加者:149名 距離:15km
コース:男女共同参画センター→柏尾川右岸河川敷→金井公園→いたち川橋→本郷台駅前公園(昼食)→城山橋→天神橋→扇橋の水辺→稲荷森の水辺→坊中の水辺→尾月橋→港南台中央公園→JR港南台駅 (降雨のため、本郷台駅前公園でウオーク中止とした)
 

雨天のため男女共同参画センター内で出発式  柏尾川を行く
金井公園にて休憩 柏尾川右岸遊歩道を歩く
いたち川が柏尾川に合流する 雨の中、いたち川畔を行く

写真:池内

夏の暑さから一気に秋冷がやって来た今日、戸塚から柏尾川に沿って大船方面に向かい、柏尾川といたち川の合流点から今度はいたち川を遡ると云うウオークに参加した。

 冷たい雨が降りしきる中、男女共同参画センターを出発し柏尾川を南下する。一気に秋となった土手にはミズキンバイの黄色い花も終わり、ススキの穂が川面に垂れ下がる。ボラが銀鱗を輝かせていた夏、片瀬海岸で生まれた稚魚は、今ゆっくり柏尾川を遡上して上流の阿久和川と平戸永谷川まで上って来る。柏尾川の語源はこの二河が戸塚の柏尾町で合流し、柏尾川と名を変える事に由来する。
 金井公園でトイレタイム、この公園は戸塚区では最大規模の公園で野球場、テニスコート、芝生の広場、ウオーキングスコース等が完備している。

 柏尾川を更に下流へたどると、笠間町で「いたち川」が合流してくる。今度はいたち川沿いに東に向かう。いたち川と言うこの川の名前が珍しい。この川には鼬が居たのかと思っていたらどうやら違うのだ。
川は笠間で「新橋」が架かっている鎌倉道を横切る、この鎌倉道は八幡宮から巨福呂切通し、北鎌倉駅前を経て小袋谷の水堰橋を右折し、三菱電機工場前を抜けて笠間十字路、戸塚に到る道筋なのだ。鎌倉道を北に向かう旅人達がここから“いでたつ”と長途の旅の覚悟をし、家族達との別れの場であったのだろう、この言葉が語源らしい。

 いたち川は小さな川だ。延長7.2km栄区役所裏で川は二筋に分かれ、一方は稲荷森先の瀬上の池が源流となる、他方天神橋方面に向かう川は稲荷川となって桂台、武相国境を源流としているが、現状この川が「いたち川」と呼称されている。
 1982年頃から河川の整備が進み、親水公園や遊歩道が各所に設けられ快適な遊歩道が出来た。
 昼近くになっても冷たい雨が止まない、午後からは雨足が更に強くなるとの予報で、JR根岸線本郷台駅前公園でウオーク中止となった。風邪を引く前に行事の中止はよい判断だと思う、折角のお弁当は家に帰って開く事にしよう。(Y・I)