大山街道 二宮道り
2011年
11月23日(水

天気:快晴 参加者:168名 距離:@10km A16km
コース@秦野駅前からバス乗車→「蓑毛」バス停下車→蓑毛越し→阿夫利神社下社(昼食後解散)
       バス料金:「秦野」→「蓑毛」 260円
     A秦野駅→水無川河川敷→名古木交差点→秦野市立公民館→蓑毛バス停(昼食)→蓑毛越し→阿夫利神社下社(解散)


A16kmコース 写真提供:池内
水無川河川敷を行く 秦野城趾近く、大山見ゆる
小蓑毛辺りの水車小屋 大山道 二の鳥居前を歩く
蓑毛バス停、大日堂で昼食、木漏れ日が暖かい 常夜灯に導かれて阿夫利神社下社へ
伊勢原に住む 上原君5年生、お爺さんと一緒に全コース完歩 蓑毛越近し
大山阿夫利神社へ、紅葉を愛でながら散策気分で秋を満喫
    
      
@10kmコース 写真提供:石井
水無川河川敷で全体の出発式 大日堂から出発 すぐに川を渡る
常夜灯の分岐点 左はヤビツ峠へ 右は蓑毛越しへ スギ林を汗かきながら登る
蓑毛越しの峠に着く 蓑毛越しからは平らな登山道
鎖につかまり難所を登る 阿夫利神社下社 大山登山口に到着
阿夫利神社下社 参道の紅葉 大山寺の石段の紅葉は見ごろ

 これ以上求められないくらいの快晴に恵まれて、168人のウオーカーが二宮通り大山道ウオークを楽しんだ。
今日のコースは登り一方のきついコースであることから、三つのコースが選定されていた。
第一は秦野駅前から阿夫利神社下社まで通して歩く健脚向き、第二は秦野駅前からバスに乗り、蓑毛バス停から阿夫利神社下社まで歩く、第三は秦野から歩くが、蓑毛バス停で歩行を中止して阿夫利神社まで行かずに帰るグループ、に分かれて出発した。

16km-コース(全歩行組)
 秦野から大山阿夫利神社まで歩くコースをレポートしてみようと思う。秦野(はだの)駅前を流れる、「水無川河川敷」からスタートします。川辺の散策路はタイルレンガの歩道と、花園が清流とマッチして心がすがすがしい気分になってくる。

ここから蓑毛越し(大山阿夫利神社下社)までは上り一方の道でいかにもきつそうだ。
秦野の名の起こりは、平安時代末期から鎌倉時代にかけて、平将門を討伐したことで有名な藤原秀郷の子孫・佐伯経範が1,030年頃この地に移り住んで波多野氏を名乗り、鎌倉時代に入ると幕府の御家人となり、後の戦国大名の波多野氏となるのである。
身支度が出来たら大山道を歩こう。緩やかな上り坂をたどると、名古木(ながぬき)交差点に出る。東西に横切る道は国道246号線(東京−沼津線)で、別名矢倉沢往還とも云う。交差点を過ぎると200m程で左手(西)に折れる。道端には「関東ふれあいの道」の道標が私達を大山まで導いてくれる。

 光明院のお寺を回り込むようにしながら行くと、やがて秦野市立東小学校に突き当たる。学校の裏手一帯が波多野城跡である。背に大山を控え、金目川を天然の掘り割りとし、見晴らしの良い高台に攻防兼備の城を築いた。私達も見晴らしの良い「秦野市立東公民館」で一呼吸入れた。駅から小1時間の距離だった。
ここから大山道は、更にきつい上り一方となる。道端に水車が廻り、水車小屋からコトン、コトンと音がする、江戸時代に作られた大山道の石鳥居を横目に、あえぎながら大汗かいてやっと「蓑毛バス停」に着いた。これからの登山を前に大日堂境内で腹ごしらえする、小春日和の暖かい日差しが心地よい。

 12時出発、前の人を追い越さずにゆっくり登る。5分程で文化三年(1806)六月建立の常夜灯に導かれて道なりに登って行く、所々林道を横切りながら高度を稼ぐ。一時間程喘ぐと、大山の尾根筋が左から迫ってきて、やっと登りがなくなって道が緩やかになった、「蓑毛越し」に到着だ、ここからは平坦な林道が、私達を大山阿夫利神社下社へと導いてくれる、紅葉が美しい、心ゆくまで、ゆっくり錦秋の大山道を散策する。
鐘の音や鈴の音が賑やかに聞こえてくると、ひょっこり阿夫利神社下社のお堂の前に出る。ゴールです。完歩万歳!まずは神社にお参りしよう。
解散のあとは、ゆっくり女坂を下り、大山寺の紅葉を楽しみながらバス停に向かった。(Y・I)
 
10kmコース(蓑毛バス停から阿夫利神社)
 秦野駅前からバスで蓑毛まで向かうが、休日のため登山客がいっぱいで臨時バスに乗車し10時前蓑毛バス停に到着。近くの大日堂に集まり再度登山の確認があり、自信のない人は止めるようにとの話があったが、ここまできたら辞退する人はなく、軽くストレッチ行い50人弱みなさんが出発した。
常夜灯の分岐点から本格的な登山道に入り、急な道に汗をかきながらスギ林のなかを登る。途中2回ほど立ち休止するが、気分が悪くなった人もでた。急に明るい場所に出ると蓑毛越しの峠に出た。みなさんほっとして休憩をとる。

ここからは、平らな林道になるが、谷側は目もくらむような谷がつづき、さらに道も半分ぐらいくずれた箇所もあり、平地しか歩いてないウォーカーにとってはどきどきしながら慎重に歩く。やがてまわりが明るい景色になると、真赤な紅葉が目に入り、さらに向かい側斜面に木々の間から赤いケーブルカー見えた。やがて阿夫利神社下社内の大山登山口に出て真赤な紅葉が向かえてくれた。境内は多くの人で賑わい神社に参拝する人の行列が出来ていた。境内の真赤な紅葉を楽しみながら石段を下り、トイレ脇のひろばに12時頃到着。
ここで解散し、みなさんそれぞれ昼食をとり、ケーブルで帰る人、歩いて下る人(スタッフから男坂は下りないように注意があった)、境内でゆっくり紅葉を楽しむ人などに別れて行った。

私は大山寺の紅葉を目指して女坂を下りることにした。早速、急なふぞろいな石段に足がすくみ、また登ってくる人が多くよけながら慎重に下る。途中からひざがおかしくなりだしたころ、石段も途切れ大山寺に着く。ここも大賑わいで、境内の石段は紅葉の名所のとおり、見ごろを向かえておりすばらしい光景であった。紅葉に満足し30分ぐらいで大山ケーブル駅に着いたが、まだまだ大勢の人達がケーブルを待っていた。こま参道通り13時過ぎに伊勢原駅行きのバスで帰宅した。(K・I)