ウオークメイト
むらおか 歴史の道
2011年
12月12日(木

天気:晴れ参加者:97名 距離:8km
コース:藤沢駅北口サンパール広場→境川左岸→村岡公民館前→東海道線沿い→宮前御霊神社と鎌倉道→跨線橋→ミズノフットサル→村岡城址公園→二伝寺→本在寺公園→高谷市民の家(昼食・ウォーキング教室)→渡内バス停(解散)→藤沢駅周辺まで

サンパール広場 準備体操 宮前御霊神社前で力石を見る
御霊神社鳥居とタブの木 旗立山を上る
鎌倉古道(上の道)  東海道線跨線橋
村岡城址公園 二伝寺境内
二伝寺竹林 本在寺公園からの眺望

写真:八柳

 朝、最低気温が0度台、この冬一番の寒さとあって、参加者は少ないと思われたが、97名もの参加があった。出発にあたり、今日は寒いので、御霊神社までのコースを変更するとリーダーの説明があった。
10時15分、サンパール広場を後に、境川左岸、村岡公民館前、弥勒寺は横目に見て、東海道線沿いに大船方面に向かう。

最初の訪問地は宮前御霊神社(村岡景観3)である。さて、村岡はかつて鎌倉郡に属し、藤沢では歴史的に古い地域である。延長年間(923〜31)、この村岡に村岡五郎平良文(よしぶみ)が荘園を開いた。天慶3年(940)にかの有名な平将門を討ち、後に良文とその子・忠光・忠頼らとその子孫が繁栄を極め、関東八平氏となったという。

宮前御霊神社は村岡の総鎮守、鳥居脇のタブの木の大木は指定文化財。参道石段を上って参拝するか、脇の女坂を上るかはオプションであったが、前者が多かったようだ。石段を上って、一息。社殿左側に村岡七福神、石の寿老人があった。聞けば近年、地域の人が町おこしのため建立したもの。
お正月には地域で村岡七福神めぐりがあり、200名程度の参加者があるという。社殿の裏山は旗立山といい、前九年の役や後三年の役で源氏が出立にあたり、ここで気勢を上げたという。裏山の裾は鬱蒼とし僅かに往時の面影をとどめる鎌倉古道上の道、一歩一歩踏みしめながら下った。

東海道線に架かる跨線橋、冬場はよく富士が眺望できるが、今日は残念。跨線橋を下りミズノフットサルでトイレ休憩。寒いのでいつもより時間がかかった。
村岡東から右側武田薬品用地の坂道(昔の鎌倉古道)を上って、村岡城址公園(村岡景観5)へ。平良文が築城した城跡であるが、東郷平平八郎の書による碑が歴史を伝えるのみであった。
日枝神社(村岡景観7)は通過して、二伝寺(村岡景観6)へ。浄土宗鎌倉光明寺の末寺で玉縄城主北条氏時の創建、二伝砦ともいわれ、戦国時代、鎌倉防衛の第一防備線であった。領域山頂には平良文、忠光、忠道、三公の塚がうもれ、本堂の左側には、この地域では珍しい竹林の道が続いていた。三公の塚に関心がない人でもこの竹林は見応えがあったことであろう。なにしろ二伝寺内に入ったのは、当会としては初めてであった。

今来た道を引き返し、すぐ近くにある2010年末に開園した海抜67mの本在寺公園へ、立ち寄ったが残念ながら、富士は見えず、藤沢市内を眺望するにとどまった。
この後、近くの暖房の利いた高谷市民の家で昼食、そして12時45分から、江尻さんの実演を交えた腰痛の話のウォーキング教室があった。
13時20分終了。渡内のバス停経由で藤沢駅へ。終日は寒かったので、風邪など召さなかったでしょうか。 (八柳修之)