ゆっくりウォーク
横須賀水道みち @
2012年
01月25日水)

天気:晴れ 参加者:374名 距離:11km
コース:奥田公園→柏尾川水管橋→弥勒寺公園→翠ヶ丘公園(昼食) →境川水管橋→日大バラ園前広場(解散)→小田急 六会日大前駅

元気に出発! 境川水管橋
旧海軍石柱 横須賀水道局
翠ヶ丘公園でランチ 藤沢地区(5)の景観 横須賀水道みち
大清水浄化センター 水道管
小田急線から藤沢方面 日大構内で解散式
写真:川澄

 一昨日、東京の都心では4cmの積雪だったが、有難いことに湘南藤沢は降らなかった。
今朝、スタートの奥田公園からは深く冠雪した美しい富士山が望めた。風がなくおだやかな好天で、気持のよいウォーキング日和に恵まれた。
 さて今日は平成24年初めての“ゆっくりウォーク”である。ゆっくりウォークのパスポート(裏面がサマーシリーズ)が参加者に配られた。これに10回中7回以上のきれいな参加シールが貼られると完歩賞が出る。第1回の今日は374人の参加者があった。

 今日は横須賀市が管理する半原系統水道道路を歩く。水道道路は1912年(明治45年)〜1921年(大正10年)に旧海軍により敷設され、中津川の半原水源地から横須賀の逸見浄水場までの総延長が53kmにわたるもので、今年は着工100周年にあたる。(2007年に取水・送水が中止されて、現在 水道管は利用されていない)。
 奥田公園を4班に分かれて元気に出発。境川沿いから柏尾川沿いに出て水管橋を見る。取水口から横須賀まで、水道管は地中に埋設されているため見ることはできないが、河川を横切る場合のみ露出しているので見られる。この水管橋から今日のウォークはほぼ一直線、北西へ水道みちに沿ってひたすら進む。

JR東海道線を渡ると、村岡地区あたりでは旧海軍や横須賀市水道局の石柱が随所に見られて宝探しの趣がある。海軍の石柱は上部が山の形をした波印に「海」の字。横須賀市のそれは頭頂部が「Y」字で、側面に「水道部」等と彫られている。村岡、大鋸、西富などの町では、台地との落差に水流を思いながら歩く。正午前に翠ヶ丘公園に到着。暖かい日差しの中でお楽しみのランチ。

 12時20分、午後も4班体制でスタート。翠ヶ丘公園から水道みちにもどった所が、「藤沢地区」の景観(5)である。国道1号線の下を通過して、まっすぐ延びている道路を見ると、ここでは景観というより明治初期、新興国家・日本が「富国強兵」を掲げて進んだ姿が辛く、健気に思えてくる。
大清水浄化センターの前を通る。ここは藤沢市北部のための浄化センターである。(南部には県立辻堂海浜公園の西側にある)。大清水小学校と藤沢清流高校の裏を通り、境川沿いに出ると、境川にかかる水管橋がある。善行6丁目で、水道みちを遥かに見下ろす付近が「善行地区」の景観(3)である。この坂を下りきったところに、かって白旗川の細流があった。そこを渡した水道管(内径50cm)が橋下にあり、良く見ることができた。さらに進むと小田急線に出る。ついでながら小田急江の島線の開通は1929年で、水道みちが完成して8年後である。踏切を渡ると、広い田園地帯の奥に日大藤沢キャンパスの瀟洒な本館が目に入る。日大生物資源生産実習センターに保管されている、海軍の石柱等を見て、日大バラ園近くで解散した。13時40分であった。(川澄武雄)