ゆっくりウォーク
しだれ桜と里山散策
2012年
04月18日水)

天気:快晴 参加者:410名 距離:@10km A15km
コース:円行公園→桐原公園→遠藤公園→東羽根沢公園→茅ヶ崎里山公園(昼食)
     @ 文教大学バスターミナル 
     A せせらぎ公園→JR香川駅

今日はゆっくりウォーク 受付 桐原公園の窪地
モクレンが迎える 新芽のケヤキ通り
小糸川の滝桜 しだれ桜花のトンネル
 西羽根沢公園 御衣黄桜 県立茅ヶ崎里山公園に到着
里山公園 さぞかし美味しい昼食 里山公園を出発 箒モモの見送り
写真:藤井

 昨夜の雨も上がり、しっとりとした空気で、一層気分が良い。青空には、白い雲がゆっくりと流れていた。春、新芽が吹き出た木々に囲まれた円行公園が受付会場だった。その公園の中にロープが張られた竹藪のなかで、中高年の方々がなにやら作業をしていた。出発式には、すでに多くのウォーカーが集まり、公園を埋め尽くす程であった。ストレッチを済ませ、4班に分かれての出発でした。
 
 花びらは既に散り、赤い花がらをのこした桜並木、引地川沿いの遊歩道を色とりどりのザックを背負いウォーカーは列をなして歩く。出発して30分程で桐原公園に着き、トイレ休憩となった。この公園の桜の木々もすでに赤い花がらを付けていた。中央には大きい窪地がありその中心に丸く低い植木が植えられていた。自然の地形とは思えず、何かの跡地であるのだろうか。
 さらに車の通る道を進むと民家の庭先からモクレンの花が丁度良く咲いていて、見上げた青空に映えていた。少しの上り坂を行き、多くの車が行き交う道路を渡ると秋葉台公園の競技場である。隣は秋葉台中学校。3階の窓から身を乗り出すように2,3人の生徒がこちらに向かってなにやら声をかけているようだった。
 
 中央分離帯にけやきの木が並ぶ道路を過ぎ、住宅地の中を通る緑道を抜けると、今日のお目当てのしだれ桜がみえた。うすいピンク色が陽に映えていた。「わっ!きれい」と女性の声がした。思わず駆け寄って、すぐカメラを構える人、ゆっくりと眺めながら歩く人、金網越しに背伸びをする人、思い思いに桜観賞が始まった。小糸川に長く垂れ下がる淡いピンクのしだれ桜、それは見事である。満開は少し過ぎたのであろうか、時折微風に花びらが散る。橋の上から眺める様子は、ピンクの綿飴をいくつも並べたようだ。橋を渡り、反対側の樹の下をゆく。そこは花びらでひき詰められた小道であり、まさに桜花のトンネルだ。桜を惜しむかのごとく、振り返ると、再び柔らかいピンクのしだれた様子が川面に映っていた。そして、樹の下から見上げると、青空に少し残っている蕾を見つけた。まだまだ咲き続けるだろう事を確信した。
 
 新緑の樹木が多い遠藤公園で一休み。すっかり気温が上がっていて、汗ばんだ顔を一拭きした。班ごとに出発し、滝の沢小学校の向かいの細い路地、ここもしっかり緑道になっていた。両側の家々の庭先には色とりどりの草花が目に映る。突き当たりは東羽根沢公園、細長いこの公園の廻りにもしだれ桜が有った。ここの桜も見てくれよとばかり花びらが顔に舞う。隣り合わせの西羽根沢公園に、ちょっと変わった桜を見つけた。黄緑色の八重桜だ。たしか、ウコンとゆうのだろうか。地味な渋い桜だった。
 やがて、いちょう通りと呼ばれてるバス通りをしばらく行き、昼食場所である県立茅ヶ崎里山公園の入口に着いた。門の片側に、本日の主題のしだれ桜が迎えてくれた。広々とした丘陵、緑の野草の上に腰を下ろし、弁当を開けての昼食は何とも美味しい限りであった。
 午後は短いコース10kmを歩く人たちが先にでて、1.5km位先の文教大学バス停からお帰りになったそうだ。自分は長い距離の方に加わった。この里山を一巡して、白・ピンクの箒モモに見送られゴールのせせらぎ公園に向かった。
 天気も良く、見事なしだれ桜に満足し、快い疲れを感じたウォークであった。(藤井誠)