相模国府(こうの)祭(まち)六社揃い 2012年
05月05日土)

天気:快晴 参加者:244名 距離:13km
コースふれあい広場→延台寺→太平洋岸自転車道→こゆるぎ浜→城山公園→神揃山→馬場公園→六所神社・六所公園(昼食)→東海道・旧道〜松並木→大磯駅

延台寺 虎御前の供養塔 太平洋岸自転車道 西湘バイパスの脇
こゆるぎの浜 海は穏やか 大磯城山公園 展望広場からの富士
神揃山祭場 五社神揃山御成りの神事 露店の通りを一列で抜ける
相模国総社六所神社 境内に御神輿が待機 六所神社 鳥居 右側国道1号線

写真:石井

相模国府祭りは、5月5日に六所神社、神揃山、逢親場(馬場公園)に斉行されるお祭り、県指定無形民俗文化財に指定されている。
相模の神々は一年に一度、国府に一同に集まり、御分霊を相模の総社六社神社に納め、相模の平和と五穀豊穣を祈願し、相模国中の豪族を交えて盛大な祭典が斎行されたのが起源。平安のころから歴史を重ね、江戸時代には数日に及ぶ大きなお祭りとして伝えられいる。

今日は、5月連休では久しぶりの晴天にめぐまれ、大磯駅近くのふれあい広場に集まった。9時15分に班ごとに出発、国道一号線に出て郵便局の先を左折すると延台寺に着く。ここは、仇討で有名な曽我兄弟の兄10郎の妾の虎御前のゆかりの寺として知られ、供養塔や虎御石などがある。境内を一周して海岸へ向かう、大磯漁港では多くの人が釣りをしていた。さらにこゆるぎの浜へ下りて砂浜に足を取られながら行く、箱根や伊豆の山々が見え、海は穏やかで投げ釣りをする人が多くいた。吹き抜ける海風が心地よい季節になってきた。

さらに太平洋自転車道を歩く、隣に西湘バイパスがあり車は順調に流れている。後ろから陽を浴びて真直ぐな道を行くと、こんもりとした森が旧吉田邸跡で、自転車道を離れ国道一号線に出る。城山公園によりトイレ休憩、私は展望ひろばに上がり富士山の眺望を楽しんだ。
賑やかなお囃子(車)が聞こえお祭り気分を盛り上げる。神揃山祭場に向かう道は交通整理され、はっぴ姿や白衣姿など多く見かけ、また見物人も増えてきた。祭場は小高い広場で、五社神揃山御成りの神事で大勢の人だかりが出来ていた。五社とは一之宮寒川神社、二之宮川匂神社、三之宮比々多神社、四之宮前鳥神社、平塚八幡神社をいう。
遠くから神事を眺め小高い山を通り抜ける。馬場公園付近には露店が両側に立ち並び賑わっていて、一列になり混雑するなか露店を横目でながめ通過する。
相模国六社神社に寄ると、境内にはきらびやかなな御神輿が待機していたが、出発は16時ころだという。近くの六所神社公園に11時40分ころ到着、ここは臨時の駐車場になり隅の木陰で昼食をとる。

12時過ぎにますます日射しが強くなる中、再び六社神社前を通り参道に出る。露店もなく人も少なくお祭りの雰囲気もない。御神輿のお出ましのころには賑わうだろうか。参道を東海道線が横切っているためくぐり抜けると大きな鳥居があり、国道一号線に出た。城山公園でトイレ休憩と解散式を行い、ここから自由歩行で国道一号線を初夏のような日射しを受けて黙々と歩き、13時過ぎに大磯駅にゴールした。(石井邦敏)