鎌倉道シリーズ
鎌倉道を歩く A
2012年
05月16日水)

天気:晴れ 参加者:343名 距離:17km
コース:湘南台公園→富士塚城祉→上飯田公園→宮久保公園(昼食)→宗川寺→西福寺→瀬谷駅北口公園

コース説明(湘南台公園) 「富士塚城址」
「左馬神社」 「三柱神社」
「無量寺」 「上飯田公園」(トイレ休憩)
「イヌツゲ」の垣根(渡井家) 「飯田神社」
写真:露木

いつもこの時季は五月晴れといって晴天が続くのが当たり前であったが、今年は日替わりで天気がおかしい。しかし昨日の雨がうそのように今日は朝から青空が広がりウォークには最高の天気となった。

今日のウォークは今年と来年の2年にわたるパスポートシリーズの2回目の「鎌倉道を歩く」ということで、集合場所の「湘南台公園」には大勢のウォーカーが元気な顔で集まった。コース説明、ストレッチ体操を終え、4班に分かれてスタート。最初に通過したところは「富士塚城址」で、中世の豪族である飯田氏が武功を挙げ、この地に館を築いた所である。次のポイントは「左馬神社」である。「相模七サバ」の一つということのようである。サバという名前は、左馬、鯖、佐波、佐婆とも記されており、語源は不明である。田園と住宅の混ざった道を暫く行くと、立派な長屋門のある家の前に出た。「美濃口家」で江戸時代からの名家であり、県の重要文化財に指定されている。

そこを過ぎると、尾根道になり、三柱(みばしら)神社を横に見て、長後街道を横切ると「無量寺」(浄土宗)に出る。この寺の境内には横浜市の銘木古木に指定されている「大銀杏」の木がそびえていた。この後、「上飯田公園」で列詰めトイレ休憩。かなり温度が上がってきたので水分補給を促し、再スタート。田園の中を行くと、きれいに手入れされた「イヌツゲ」の垣根(渡井氏)の横を通過、「飯田神社」に到着。

このあたりは縄文弥生時代の土器類が出土しているという。神社には庚申塔、供養塔が並んでおり、その一つには、東西南北の方面の道が刻まれているものもあった。このあと、きれいに整備された「遊歩道」を行き、石畳の先に赤い山門が見えてくる。「本興寺」(日蓮宗)である。この寺も歴史的にはいろいろな経緯があり、現在の地に落ち着いた日蓮ゆかりの寺であるとか。参道を下り、遊歩道を行き、新幹線のガードを潜り、江戸時代の宿場の「柳明」(やなみょう)を通ると、案内板があり、そこには江戸時代の部落の絵図があり、「鎌倉街道」が克明に描かれていた。暫く行くと、「柳明神社」の横に出た。そこは通過するだけで、昼食場所の「宮久保公園」へ向かった。予定より30分程早く到着。木陰を求めてそれぞれ楽しい食事休憩。(12時〜12時40分)

午後は陽射しも強くなり、「相沢川」に沿って北上。瀬谷小学校先で左折、住宅地を通り、中原街道に出て「宗川寺」(瀬谷八福神のひとつで日蓮宗)の境内を抜け、解散場所の「瀬谷北口公園」に向かう。
今日の参加者は343名で、距離は会報の15kmをオーバーし17kmとなった。暑い中、全員が最後まで頑張ったウォークであった。(露木)