谷戸山とむかし道
2012年
6月10日(日

天気:晴れ   参加者: 357名 距離: 13km
コース:ふれあいの森親水広場→矢倉沢往還→芹沢公園→北向庚申神社→県立座間谷戸山公園→藤沢街道→鎌倉街道→諏訪の上遊園地座間駅

ふれあいの森ふれあい広場  大和水源地の泉の森 紫陽花が見ごろ
芹沢公園 座間の水源地の森 芹沢公園 芝生広場 真中に大きな樹
北向庚申神社 座間谷戸山公園 パークセンター前で昼食
座間谷戸山公園を一周に出発 座間谷戸山公園 広い森を一周する
道祖神 藤沢街道は右藤沢、左八王子 鎌倉街道の碑 池内スタッフの案内

写真:石井

 
昨日梅雨入り宣言があり一日中冷たい雨だったが、今日は朝から良い天気になり暑くなってきた。
大和市、座間市の大きな公園とむかしの街道を少しだけ歩くコースである。
引地川源流近くのふれあいの森の緑あふれる親水広場に大勢のみなさんが集まった。9時20分に4班に分かれ出発、広大なふれあいの森を源流に向かって行くと、紫陽花が満開に近く見ごろを向かえている。水源地の泉の森に癒され通り抜ける。国道246号を渡ると「矢倉沢往還大山道」ですとスタッフが教えてくれる。少し行くと再び国道246号にぶつかり大山道と別れ、強い日射しを受けひばりが丘の東原を抜けて行くと、「芹沢公園」に着き木陰で休憩し水分補給をする。ここは、目尻川の水源の一つで座間の八景にも選ばれ緑豊かな森である。しばしの森林ウオークを楽しむ。

県立座間総合高校の脇を周り行くと、スタッフが「北向庚申神社」ですとまたもや声がかかる。人々の安全を願い北向きに庚申塔をたて、災い防ぐ守り神としてあつい信仰を集め、多くの人々が参拝に訪れるようになり、2基の北向庚申塔を神とする社殿(昭和10年)が造られた珍しいし神社である。
馬が難儀したという馬の坂を越え、かにが沢公園を横目で眺め、どんぶり坂を下る。どんぶりの底を意味するらしく、昔は這うようにしないと登れないほどの急な坂のようだ。この辺りの坂には面白い名前がついているが険しかったかもしれない。「県立座間谷戸山公園」に11時30分ころ到着、楽しみな昼食をパークセンタ前の広場でとる。黒い雲が湧きだし少しあやしくなってきた。ここは広大な公園で「自然生態観察公園」として整備され、いくつかの区域に別れ鬱蒼とした自然林を始め池や田圃もあり変化に富んだ公園である。

午後は12時15分ころに出発、緑豊かな森の中の散策路をマイナスイオンを感じ、原生林の巨木に目を奪われ、快適に池まで下りてさらにウグイスの声に癒されながら散策路を上がり公園を一周する。公園を抜けるとひょろげん坂を下り、小田急線を潜り、広いキャンプ座間の脇を通り座間長宿に入る。雲がとれ暑い陽が射してきた。曲がり角に道祖神が立っていて、右藤沢、左八王子往還と記されむかしの道の名残があることがわかる。
この辺は湧水が豊富で湧水の散策路が整備されていた。鈴鹿の小径を行き脇の小川にはホタルがでるそうだ。観音坂を上がり尾根道に出ると、スタッフが鎌倉道の石柱の前で、ここが鎌倉街道と案内をしていた。鎌倉街道を少し行くとゴールの諏訪の上遊園地へ13時15分ころに到着、鎌倉街道は海老名まで続くが距離を考えここでウオークは終わる。
ここで解散式を行い近くの小田急座間駅に向かった。

今日は、晴れて暑かったが大きな公園の緑いっぱいの森林浴を堪能し、むかしの道を少しだけ歩き昔に思いを馳せたことでしょう。(石井邦敏)