ゆっくりウオーク
朝の湘南の海
2012年
07月12日(木

天気:くもり時々雨 参加者:266名 距離:10km 
コース:神台公園→小笠原東陽・松岡利紀の墓 →上村踏切→辻堂駅(雨のためコース変更)

受付の一こま 受付でゆっくりWのシールを
スタート前のストレッチ 神台公園(シークロス公園)を出発
汲田墓地 説明板を囲んで
雨が降り出した上村踏切踏切を急いで渡る
辻堂駅に向かう辻堂駅に到着

写真:藤井

 辻堂駅を降りたとき、天候は曇天であった。予報どおり今にも雨が降ってきてもおかしくない天気であった。
外にでるとパラパラと顔に当たる。受付場所が変更されていた。歩いて5分の公園ではなく、辻堂駅新設デッキ下、雨のかからないところであった。この辻堂駅北口に去年の11月にオープンした商業施設、湘南地区最大の大型ショッピングモールのゲートスクエアで、まだ開店時間前であった。受付時間も今月7月は夏時間を採用し、いつもの「ゆっくりウォーク」よりも1時間早く、広場はウオーカーで埋め尽くされてきた。

 出発式の時間がせまり、雨も今のところ降ってはいなく、参加者は予定の神台公園(かんだいこうえん)に移った。この公園もJR辻堂駅周辺地区都市再開発事業である湘南C−X(シークロス)内に今月全面オープンしたばかりの新しい公園である。広々と芝生がしかれ、遊具類もあり、新しいトイレ施設を早速、使用した。幸い、未だ雨は降っていなく4班に分かれての出発であった。

 20分位、ゆっくりと歩いて着いたところは、この藤澤羽鳥地区で耕余塾という私塾を開いた小笠原東陽、松岡利紀の墓が有る墓地であった。大きな石碑に「小笠原東陽墓」と刻まれていた。「松岡利紀墓」も説明板の脇に有る。説明板によると明治5年羽鳥村の名主三觜八郎右衛門の招きで村内幼童の教育のために読書院という郷学校を開き、鳥羽学校となったが、東陽はこれとは別に読書院を存続させ明治11年に耕余塾と改称した。東陽が明治20年に没し、女婿松岡利紀がその後を継ぎ、明治30年に廃塾になるまでに、吉田茂など、政、財界を中心に多くの時の人材を輩出したと書かれてあった。吉田茂と書かれてあると、何か身近に歴史が伝わってくる。

 東海道線が脇を走る道路に出てきた頃、雲が厚く、雨が降り出してきた。ソニー脇の上村踏切を渡るのだが、道路を信号で渡ってから、踏切を渡る。電車が来ないタイミングと信号が緑になったときに一気に踏切まで渡ることが出来る。踏切を渡って左に行くと予定の地図のコース。しかし雨が降ってきたので右にコースをとり、辻堂駅に向かうこととなった。ウオーカーの色とりどりのリュックカバーと傘の花が咲いた。約1時間のウォークであった。「湘南の海」の海はまたの機会にしよう。(藤井 誠)