ウオークメイト(歩友会)藤沢市後援
六会の景観とわいわい市
2012年
07月29日(日

天気:晴れ参加者:92名 距離:9km
コース:駅前駅公園(六会日大前駅)→雲昌寺(六会景観―6)→日大実験圃場(六会景観―7)→鷺舞橋を望む境川遊水地公園(湘南台景観―7)→花應院→JAわいわい市→日大キャンパス(解散)→六会日大前駅からの展望(六会景観―1)


可愛い参加者4名 寺領九石雲昌寺
日大実験圃場のトウモロコシ畑 鷺舞橋を望む
涼しい音の水琴窟 心和む田園風景
花應院 上人法話 こんな林あり
六会セメント付近 賑わうわいわい市
日大キャンパス 無事完歩 賞を貰う子たち

写真:八柳

 今日も朝から30度に近い暑さであったが、スタート会場には可愛い4人の子供が顔を見せ、ウォーカーには一服の清涼剤の感、気持ちを和ませてくれた。
住宅地を抜け最初に訪れた景観は旧街道筋にある雲昌寺、鎌倉時代に瑞龍寺として建立された歴史あるお寺である。慶安元年(1648)、徳川幕府から寺領九石を賜ったことから山門や本堂の棟の部分には葵の紋が刻まれている。ご覧になられたでしょうか。また本堂には秀吉が小田原攻めのとき出した直筆の禁制(禁止事項を公示する文書)に掲げてあるから、お参りしたとき見せていただくとよい。戦いで村民を略奪、狼藉を働いた者は厳罰に処するなどと書いてある。

境内の中を抜けると、景色が一転し緑が広がる。日大実験圃場である。圃場って聞きなれない言葉だが、要する畑のことだ。今は一面トウモロコシ畑である。本来家畜の飼料用だが、大学にはそんなに家畜はいない。トウモロコシはバイオ燃料としても使用されるので、価格は急騰し学校経営にも資しているのではないかとのウォーカーの話。経営といえば、日大が全国に所有する総面積は大和市のそれとほぼ同じというから、私大ナンバー1の資産家だ。

杉の木立の中の道を下っていくと、境川遊水地公園の立派な管理棟が見えて来た。境川を渡ると横浜市である。橋から望む遊水地の舞う鷺舞橋の景色が、湘南台景観―7である。川の中央が市境だから、そこまでは藤沢の景観という訳か。管理棟でトイレ休憩と水分補給をして出発。六会マンション裏にある水琴窟は、猛暑を吹き飛ばす心地よい音色である。
境川サイクリングロードに並行する住宅地内の道を通る。日陰のない、猛烈なスピードで走る自転車族を避けようというリーダーの配慮である。しばらく住宅地を歩くと、前方に一面田圃が広がり舗装された農道を歩く。日差しが強い。やがて田圃に注ぐ満水の幅1m余りの堰と竹林がある箇所を右折すると、人一人がやっと通れる上り道、途中、カブトムシが見られた。子供たち見たかな。河岸段丘を上り詰めた辺りは閻魔堂があった付近である。花應院へと向かう。

花應院では、ご住職が曹洞宗の話、当寺が天保11年、閻魔堂(時宗)火災の際、閻魔王像が村の若者たちによって当寺に運び込まれたこと。地獄変相十王絵図、小栗判官縁起絵は、名主飯田家にあったものを戦後、当寺に移されたことなど、15分余りユーモアを交えてコンパクトに話された。話はこうでなくてはいけない。8月16日には、絵解きが行われるそうですから、ご関心のある方はどうぞ。
花應院の向かいは飯田牧場=アイスクリームだが行く必要はなかった。なんと参加者全員にアイスクリームが配られたのである。費用はみなさんが、今後も参加していただくことでリカバーするそうです。

ご住職に送られて花應院を後に、しばらく歩くとこんな森があったかと思うような別世界、木立を通り抜ける風は心地よい。森を抜けると畑地となり、所々に野菜のスタンドがあった。前方、問題があった六会セメント工場が見えて来た。この辺り一帯、六会のキャベツ畑として知られる所であるが、夏場は何も耕作されていない。
お目当てのJAわいわい市に到着したのは、11時25分、40分まで15分と短いながらお買い物タイムとなった。品質がよく市価より安いとあってお買い物をされた方が多かったようです。12時を少し過ぎるころ、ゴールの日大構内に到着。頑張って歩いた子供たちには拍手で完歩賞や記念品が贈られました。
初めて参加した方からウォーキングは家族的雰囲気でよかったですね。というお声もいただきました。また来て下さい。日大は当日オープンキャンパス、筆者は学生になった気分で学食で昼食を摂りました。
皆さん、暑い中、事故者もなく完歩しました。お疲れ様でした。(八柳修之))