ウオークメイト(歩友会)藤沢市後援
明治地区の景観めぐり
2012年
10月25日(水

天気:快晴 参加者:96名 距離:8km
コース:辻堂駅北口→新都市湘南シークロス→大山街道と道標(景観5)→城南の緑の小径(景観3)→城南高台の眺め(景観4)→柏山公園と柏山稲荷(景観7)→引地川と散歩道(景観8)→養命寺とおしゃれ地蔵(景観6)→耕余塾跡と小笠原東陽のお墓(景観10)→土打公園・明治公民館(昼食・ウォーキング教室・解散)

 シークロス公園 四ツ谷辻 大山道標
城南の緑の小径 城南高台からの眺望
城神社付近 柏山稲荷
引地川散歩道 おしゃれ地蔵を撮る人 
耕余塾跡 汲田墓地小笠原東陽の墓
養命寺 明治公民館昼食

写真:八柳

 朝方、14度まで冷えこんだが秋晴れの絶好のウォーキング日和であった。
辻堂駅北口を降りると、駅前は関東特殊鋼跡地を再開発してできたテラスモール湘南など商業施設が立ち並び、街は大きく変貌した姿を見せていた。
その一角、新装の徳州会病院を望むシークロス公園が集合場所であった。
10時20分過ぎ出発。

最初に訪れたのは東海道と大山街道が交差する四ツ谷大山道の入口である。
(景観5) 堂宇には大山道標が納まり、その上には玉眼の不動明王が鎮座している。見られましたか。側には「是よ里右大山道」と刻まれた道標、それに従うと大山遥拝の大鳥居である。

大庭トンネルは潜らず、左折し古くからの住宅地を抜け、バイパス下の道を横断すると景観3の城南の緑の小径である。市作成の景観パンフレットにある撮影場所まであと十数米というのに、一部案内に手違いがあり見られなかった人にはゴメンナサイです。

坂を下ってまだお呼びでない特養ホームの角を曲がりバイバスと並行した道、日枝神社を過ぎると、本日一番、いや、130景一番かもしれない上り坂となる。
上り詰めた所が芙蓉カントリー倶楽部駐車場手前の高台、木々の間から江ノ島を眺望する。(景観4)
倶楽部の専用道路を下って高級料理店「隠れ里車屋」、城神明社、明治小学校を通り、赤い鳥居と橋の柏山稲荷(景観7)へ。柏山稲荷は、創立保元三年(1158)、大庭城主大庭三郎景親が城の守りのため、引地川を堰き止めて水門の守り神としたのが始まりという。「女人だけで社殿を建てよ」という龍神のお告げで、女人千人をもって社殿を建築、景親が厳島神社の分霊を勧請したという。

引地川の右岸に出る。川上の湘南台橋から川下の龍宮橋までの間、引地川緑道と呼ばれる散歩道であるが、柏山から引地橋までのわずかな間が、明治地区の景観8であった。
次に藤沢七福神の一つでお馴染みの養命寺(景観9)に立ち寄る。寺のご本尊重文の薬師如来像は運慶の作とされるが、保存のため鎌倉国宝館にあるという。
道路を挟んで、おしゃれ地蔵があり、女性の願い事なら何でも叶えてくれるということだが、願い事がないのか立ち寄る人はほとんどいなかった。

最後に訪れたのが耕余塾跡とその塾長小笠原東陽のお墓(景観10)であった。殆どの人は初めて訪れたことであったろう。羽鳥村の名主三觜八郎右衛門が明治五年に儒学者小笠原東陽を招き開校したのが始まり、元首相の吉田茂も門下生であったとか。
12時過ぎ、土打公園に到着、ウォーキング教室のため予約していた公民館の使用時間が1時までとあって、昼食、教室の地図の話、表彰、エトセトラ、なんとなく忙しい幕切れでした。(八柳修之)