ゆっくりウォーク
フラワーセンターの菊花展 
2012年
11月21日水)

天気:快晴 参加者:330名 距離:10km
コース:若尾山公園→御所が谷橋→藤澤団地→遊行寺→旧モーガン邸(昼)→柄沢大上→渡内→大船フラワーセンター    

出発前の和やかな語らい ゆっくりウォーク オール完歩
日本三黒門の一つ 時宗総本山遊行寺
モーガン邸に到着   2度の火災にあった邸
「旧モーガン邸を守る会」の説明 美しき中門
フラワーセンター大船植物園入場 見事な懸崖菊
じっくり見入る人 すばらしい「千輪仕立て」

写真:藤井

 藤沢駅より7分ぐらいで藤沢市役所の裏手の若尾山公園にきた。公園の真ん中に大きなイチョウの木があっていい色に色づいていた。すでに受付を終えたウオーカーが朝の日差しの元、樹の廻りで思い思いに過ごしている。
 10時15分、4班に分かれての出発である。朝の喧騒の街のなか、境川にかかる御所が谷橋を渡り、藤沢団地へとゆるい坂をゆく。登り切った坂上を左に曲がり、団地の隙間から真っ白な富士山が一瞬見えた。「富士山だ!」と思わず口に出た。やがて、国道1号線を超えて、日本三黒門の一つ総門をくぐり、歳月を経た四十八段の石段の両脇はすでに葉が落ちた桜の並木だった。登りきると、時宗総本山遊行寺が表れた。東海道随一の木造建築と言われ立派なものだ。広い境内にある大銀杏は藤沢一の太さだという。
 
 遊行寺を後にして、東海道を北に上り、樹木が生い茂る歩道を行き、住宅地へと左折し突き当たりが、旧モーガン邸の門であった。「旧モーガン邸を守る会」の人に門を開けて頂いて、中に入ることが出来ました。鬱蒼とした木々に囲まれたアプローチを進むと、モーガン邸のシンボルである美しいデザインが施された中門が表れ、正面にはソテツの築山になっていた。我々はその築山を一回りしてみると、消失した館の玄関部分だけが残っていて、未だにテントで覆われていた。「守る会」の人による、旧モーガン邸について解説して頂いた。大きなヒマラヤスギ、あばれた枝の威厳のある大木と、濃いグリーンに塗られた美しい門との調和が心に残った。
 再び、正門に戻りすぐ脇道を入り、隣接する外原公園で昼食となった。住宅地のなかの芝生の公園だ。日だまりの草に腰を下ろした。
 
 午後は、今日の目的であるフラワーセンターの菊花展の観賞をもとめて、約3km半ぐらい歩いて行く。フラワーセンター大船植物園に入園するには65歳以上の方が100円である。入口に神奈川県菊花大会と看板が掲げられていた。入場するとそこは秋の花々があちこちから迎えてくれていた。正面奥にすだれ囲いの菊花展示がならんであり、近寄ってみて懸崖菊の見事な作品に見入った。菊の種類も豊富で「細管」とか「太管」、黄色や白、ピンク色の大輪。また、パンダの形をした菊仕立て、それと感心させられたのは「千輪仕立て」という1本の菊を大きな傘状に仕立て100輪以上は咲かせているのが見事であった。人気の作品には人だかりがしていた。入場者数は174人、カメラ、携帯で写真を撮る人、じっくりと見とれている人、思い思いの観賞が出来たのではないでしょうか。(藤井 誠)