ウオークメイト(歩友会)藤沢市後援 御所見の景観めぐり 2 |
2012年 12月07日(金) |
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天気:快晴 参加者:81名 距離:10km |
コース:打越公園(慶応大学付近)→遠藤笹窪谷戸(遠藤景観―10)→菖蒲沢の原風景(御所見景観―4)→豊受大神→瀧不動→皇子大神(景観―3)→御所見の森(景観―2)→御所見小学校の銀杏(景観―1)→御所見市民センター(昼食・ウォーキング教室)→寿晶寺→目久尻川(景観―10) |
慶大医療看護学部横から笹窪谷戸へ | 薄暗い谷戸の竹林の中 |
琵琶島のキャベツ畑 | 今に残る菖蒲沢の原風景 |
豊受大神のクスノキの大木 | 瀧不動尊の銀杏 |
皇子大神社殿右の柿の大木 | 御所見の森 |
御所見小学校の大銀杏 | 寿福寺境内 |
寿福寺脇の紅葉 | 目久尻川 |
11月25日に続く御所見の景観パート2。出発は慶応大学正門付近の打越公園、最近できた小公園のようである。10時30分出発。医療看護学部の横から入ると藤沢三大谷戸の一つ遠藤笹窪の谷戸である。この谷戸にはかつて小集落があったが、関東大震災後、住民は移住し耕作放棄地となりに、今では芦などが群生し野鳥も棲むようになった。谷戸は前回歩いた少年の森一帯まで続くが、今回のルートは東斜面の竹林を通るコースであった。竹炭窯と書かれた案内板を入ると鬱蒼とした竹林であった。地域の人々によってよく手入されている。上りつめた所に窯があった。毎年4月、遠藤竹炭の会の人々による「竹炭祭」開かれるという。 竹林を抜けると高台、畑作地帯となり、キャベツ畑が広がる農道を通る。笹久保というバス停の先からトンネルのような木立に囲まれた坂を下ると、左右に田園風景が一面に広がった。地名が変って菖蒲沢となる。沢辺に水草、菖蒲などが生えていた土地を開拓したのでこう名付けられたという。僅かに残る水辺にクレソンが群生し、刈り取られた稲田の所々にある藁ぽっちの並びは、なぜか郷愁を感じさせた。 稲田を通り抜けると豊受大神という神社、菖蒲沢の鎮守である。本殿前のクスノキの大木は印象的、参拝して境内を抜けると宮の腰というバス停。しばらく舗装した道路を歩く。22号線を横断すると皇子大神への一直線道となる。参道に入る手前に瀧不動尊があり銀杏が綺麗であった。境内は元長福寺の廃寺の跡地という。昔、皇子大神は皇子大権現といい長福寺の所轄にあったが、神仏分離により現在の名称となり葛原地区の鎮守となったという。鳥居は関東大震災にも耐えたが、昭和63年、安全のためグラスファイバー製にしたという碑が鳥居の脇にあった。社殿への杉の参道は、約150m、社殿右の紅葉は小さな実をつけた柿の木の大木であった。ここで小休止。 次に訪れたのは御所見の森という杉の樹林地、1978年に一部野営地として開場された。面積4,000坪というが樹林の中を通る道はそれほど長くはなかった。 22号線の舗装道路に出て御所見小学校へ。明治6年に創立された学校の校庭中央に立つ銀杏の大木は歴史の長さを感じさせた。銀杏は景観として選ばれているが、普段は管理上の問題があるのか、校庭内には立ち入りできない。リーダーが交渉して校庭に入ることが出来たが、残念ながら落葉してしまっていた。 12時、御所見市民センターに到着。ウォーキング教室後昼食。13時出発、用田の辻は今でも交通の要路、曹洞宗寿晶寺の境内を通り、最終目的地、カワセミの棲む目久尻川の景観へ。護岸工事がなされ緑はなく市のパンフレットに掲載された風景はなくやや期待外れ。カワセミが戻って来るには時間がかかるだろう。神崎橋の際にある川の駅で13時40分頃解散となり、バス停がある用田の辻まで戻り、それぞれ長後駅、湘南台駅へと向かった。御所見地区は駅から遠い地区、それだけ自然が残り、お天気にも恵まれよいウォーキングが出来たと思います。(八柳修之) |