早春の134号線
2013年
03月03日日)

天気:曇り 参加者: 266名 距離:10km
コース:山本公園→鎌倉市行政センター 腰越支所→稲村ヶ崎公園(一次解散、昼食)→極楽寺→極楽寺切通し→由比ヶ浜→鎌倉駅

山本公園 出発式 境川右岸
江の島東浜 腰越の交差点 江ノ電が車道を走る
腰越行政センターで休憩 鎌倉高校前の江ノ電
七里ヶ浜海岸 稲村ヶ崎 富士山は見えない
稲村ヶ崎で昼食 トビが頭上に 極楽寺
極楽寺切通し 由比ヶ浜で解散

写真:石井

 早春の国道134号線を江の島から鎌倉由比ヶ浜までの湘南海岸をウオークする。
今日は先日(2月28日例会)の春のような暖かさから一転して冬に戻り、冷たい北風が吹き抜ける境川そばの山本公園に集合した。
出発式でスタッフから、距離が短く稲村ヶ崎に早く到着するため、ここで早く帰りたい人はここで解散し、残った人は昼食をとり、コース通りにゆっくり行きますと話があった。
9時20分過ぎにいつもの通り班分けして出発した。境川の左岸を江の島を目指して下る。境川では真黒なカワウが盛んに水にもぐり餌をとっている様が見られた。地下道をくぐり片瀬東浜に出ると、目前に穏やかな海が広がっていた。134号線を腰越で横断して行くと、神戸橋交差点の車道を江ノ電が目の前を通過していく。神戸川に沿って腰越の町を歩いて行くと、3階建て白い3階建ての腰越行政センターに着く、ここでトイレ休憩。
住宅地の庭先にやっと咲き始めた梅を楽しみながら行き、鎌倉高校前の車道を上がると、下り坂の向こうに湘南の海がやや白く見える。その前には江ノ電が音をたてて通過していった。
鎌倉高前駅は「関東の駅百選」に選ばれ、この周辺はテレビドラマやCM撮影によく使われる、湘南を代表する特徴的な光景がある。

江ノ電に沿って134号線を一列歩行で歩くと、レトロな江ノ電がすぐ横を通過していき、また、ジョキングの人が車道を通りすぎる。七里ヶ浜海岸は、わりと波も高くサーファーのメッカになっているが、海は静かでただ漂う風景が見られた。134号線の左側を歩き、地下道をくぐり海岸に出ると黒い砂浜が目につく、昔ここ辺りは砂鉄が取れたようで、その名残で砂に鉄が混じり黒く見えるようだ。
11時ころに稲村ヶ崎(鎌倉海浜公園)に到着、ここで一次解散をして半数以上が帰って行った。残った人達はここで早い昼食とる。階段に腰掛けて食事中に隣の人が、突然トビに襲われ大事な食物をさらうハプニング。頭上を見上げると、数羽のトビが獲物を狙って乱舞している。ここからの富士山が見えるすばらしい景色は残念ながら見られない。

11時40分に残った50,60人近くが出発し、再び江ノ電沿いに出て、昭和の雰囲気が残る極楽寺駅前を行くと、先日の大雨でホーム前の石垣が崩れた場所は、応急処理で土嚢が山積みされていた。極楽寺に寄り茅葺の山門をくぐり、桜並木の参道の本殿まえには白、赤梅が咲き、珍しい薄い緑色の梅も静かな境内を彩る。
鎌倉七口のひとつ極楽寺坂切通しに入り、今は車道になり両側の切り立った崖が面影を残す。再度134号線の由比ヶ浜に出ると、ここで12時過ぎの解散となり鎌倉駅に向かう。(石井邦敏)