相模原の花を求めて
2013年
03月14日木)

天気:曇り 参加者: 201名 距離:17km
コース:相模大野中央公園→相模緑道緑地→慰霊塔広場→木もれびの森→相模原公園(昼食)→麻溝公園→緑道→小田急 相模原駅

相模大野中央公園を出発 鵜野森地区の緑道  ヒメコブシ
慰霊塔への道 つどいの森 河津さくら
木もれびの森 相模原公園 噴水広場
相模原公園 ミモザ からくり時計台 丁度12時
相模原公園 昼食風景 水無月園 ワラに覆われた冬牡丹
相模原麻溝公園 さがみの仲よし小道

写真:石井

 相模原の春の花を求めて、緑道と大きな二つの公園をめぐるウオークである。
昨日は20℃を超えて初夏のような気候から、夜中の雨を境に一転して冬に逆戻りの寒い日を向かえた。
幸い朝には雨も上がったが、冷たい北風が吹き抜ける相模大野中央公園に寒さにも負けず200人が集まった。
9時45分ころ3班に分かれ出発、街中を通り国道16号線を横断し、鵜野森地区の相模緑道緑地に入る。緑道はきれいに整備され、住宅地の中を通る歩きやすい道で、白やピンクのコブシが咲き、梅の花もまだ残っていた。
再び16号線を渡り静かな慰霊塔への道を歩き、正面には太平洋戦争戦没者を合祀した立派な塔が立っていた。梅が咲く広場でトイレ休憩。相模大野台中学を過ぎると、明るいナラやクヌギなどの落葉樹の「こもれびの森」に入る。相模野の面影を残す平地林で「かながわ美林50選」にも選ばれた森を気持ちよく歩く。新緑の時期にも歩いてみたい森である。森を抜け北里大学前のまっすぐなの道を行き、公園入口交差点を渡り、すぐにサルスベリゲート口から相模原公園に入る。

メタセコイヤの並木に囲まれた西洋の宮殿の庭園を思わせる噴水広場のすばらしい景色が眼に入る。奥の方には公園のシンボルのグリーンハウス(温室)が見える。管理事務所前のひろばに着いた時、からくり時計台が丁度12時を指し、音楽が鳴り響きお人形が踊っていた。ここで北風を避けて思い思いに昼食休憩をとる。この公園は平成4年に都市緑化フェアが開催されて以来、花や緑の情報発信拠点として活躍している。管理事務所の周りには、パンジーやクリスマスローズが咲く花壇、満開の河津さくらや黄色が鮮やかなミモザなどが公園を彩る。

午後からは、「水無月園」に寄り冬牡丹を観賞する。、約20本ぐらいワラに覆われた冬牡丹は、盛りを過ぎていて2,3本しか花は残っていない。初夏には約3万株の花菖蒲が咲き競う光景は見事だと言われている。広大な公園抜けて女子美術大学の脇を通ると、卒業式らしきハカマ姿の女学生を見かける。隣接する相模原市を代表する麻溝公園に入り、シンボルのグリーンタワー展望塔を眺め園内を通り抜ける。相模野台地の畑地帯は、昨日の雨で黒い地肌が広がり、水たまりを避けながら歩いて行く。市営の峰山霊園を通り、住宅地なかをつらぬく「さがみの仲よし小道」に入る。
かって、この一帯は相模野台地と呼ばれ広大な原野だったが、水がなく畑に水を引くため水路など築造した。今は開発されめざましく発展し市街地となり、この水路敷を活用し緑道として整備された。約5kmにも及ぶ緑道には、遅咲きの梅、河津さくら、コブシなどが所々に咲くのを楽しみながら快適に歩く。14時ころ緑道の終点で解散になり、最寄りの小田急相模原駅に向かった。(石井邦敏)