神奈川県歩きたくなる道50選―49 アンコール
渋田川、歌川の花めぐりと
芝桜
2013年
04月20日土)

天気:くもり後一時雨参加者:約280名 距離:10km 15km
コース:金山公園→咳止地蔵→古代遺跡前→ふじやま公園→太田道灌の墓→渋田川堤の芝桜→歌川公園(昼食)・柏木牧場→愛甲石田駅

伊勢原市街の色とりどりの花壇 渋田川沿い
古代西富岡向畑遺跡の発堀現場 東富岡付近 里山風景
ふじやま公園 新録が美しい 東海大病院前 けやき通り
渋田川堤の芝桜が始まる 石田牧場の見事なフジ
渋田川堤の芝桜 盛りを過ぎ少しまだら アヤメの里付近 田んぼに赤い花がいっぱい
ストロベリーキャンドルというらしい
歌川公園で昼食 クロバーに囲まれて 石田の水田地帯 雨が降り出す

写真:石井

 昨日までは、5月の連休の陽気だったが、今日は進み過ぎた季節にブレーキをかけるように、昨日より8度近く気温が下がり、肌寒い日になった。

9時15分ころ、金山公園を3班に分かれ、最初に1班ショート(10km)から出発、続いてロング(15km)の2班,3班と出発した。伊勢原市街にはハナミズキの並木があり、清楚な白やピンクの花が、満開で向かえてくれた。しばらく行くと梨園が広がっていたが、可憐な白い花はすでに散っていた。また、民家の山吹の生垣には、一面に黄金色の花で覆われて豪華な生垣を見せる。
市米橋で渋田川を渡り、川沿いを行きショートは、右折して直接ふじやま公園に向かう。ロングはさらに川を遡り、東名を潜り丘陵地帯の畑を行くと、地面を掘り返してむき出しとなった西富岡・向畑遺跡の発堀調査中現場をひと回りする。縄文時代の土器や集落跡が多数出土しているといわれている。専修大グランド付近に真赤なつづじが咲くのを楽しみ、Uターンして里山風景を楽しみながら下る。再び東名を渡り、若葉が美しい森を上がるとふじやま公園で、ここでトイレ休憩。ここから巨大な東海大病院が目の前に見える。

東海大病院の周りを行き、246号線を潜り渋田川沿いを歩くと、整備された太田道灌の墓(首)がある。川沿いの土手には、例年なら菜の花で両側の土手が黄色く染まるはずでしたが、すでに散ってしまい4月始めの大雨で増水した跡が無残に残る。小田急線を渡ると右側に水田地帯が広がり、これから田植えの準備を待つ。川沿いの散歩道を風もなく快適に歩く、芝桜で白やピンク染める土手が現われ始め、見物客が行き交うようになる。すぐそばの石田牧場の個人宅(隣が牧場)の庭に寄り、例年ならまだ咲いていない、長く垂れさがる見事な満開のフジを観賞した。とにかく花の時期が10日ぐらい早いようだ。再びお目当ての渋田川のピンクや白や赤の芝桜が土手一面に覆いつくす場所に入る。しばらく足元の芝桜を楽しみなら歩く。芝桜は盛り過ぎて、曇って寒いせいか元気がない。

なかの橋で対岸に渡り、田園地帯を通り田圃には、早くもれんげ草でピンク色に染まり、また上を向いたいちごのような赤い花で彩られた田圃もあった。アヤメの里を通り抜け、歌川公園に12時ころ到着、ここで一面にクロバーの白い花で覆われた場所に腰を下ろし昼食休憩をとる。近くの柏木牧場にトイレを兼ねて買い物に行く、今日は寒くさすがに人気のソフトクリームを食べる人は少ない。

雲行きが怪しくなりポツポツ降りだし、時間を繰り上げ12時半ころ出発、水田地帯を歩いてると遂に雨が降り出し傘の花が開く。40分ほどでゴールの愛甲石田駅に着いた。
今日は、季節外れの寒気が入り、寒かったが幸い風がなくウオークには丁度よかった。花の季節は大分進み、菜の花や花桃はすでに終わり、お目当ての芝桜も盛りを過ぎて少し残念だが、見事なフジを下から眺め十分に堪能したことでしょう。(石井邦敏)