ゆっくりウオーク
若葉の寺と武田薬品を巡る
2013年
04月26日金)

天気:晴 参加者:403名 距離:11km
コース:若尾山公園→山王神社前→遊行寺→柄沢橋→天嶽院→武田薬品工業(株)湘南研究所

若尾山公園でストレッチ 藤が岡1丁目交差点
遊行寺総門 いろは坂 遊行寺中雀門から見る
天嶽院で昼食 天嶽院参道
 天嶽院出発 武田薬品 1
武田薬品 2 武田薬品 3

写真:川澄

 4月のゆっくりウォークは、遊行寺と天嶽院の二つの大寺と武田薬品工業(株)湘南研究所を訪ねた。集合場所は若尾山公園。403人の参加者があり少し窮屈だったが、ストレッチのあと4班に分かれて10時10分に出発した。
 初夏の到来を思わせる暑い日差しが半日続き、女性には日焼けを気遣うウォークになったかも。
藤が岡から滝の川沿いに遊行寺へ。総門(冠木門・黒門)から入ると緩やかな上り、いろは坂の八重桜はもうすっかり散り、深緑の葉になっていた。例年ならまだ十分に花が見られるのだが・・。
 本堂にお参りした。遊行寺の春の開山忌は毎年4月21日−24日と決まっている。ちょうど、その忌法要が結願したあとで、境内は人かげも少なく静まりかえっていた。ただ大銀杏初め全山の樹木は新緑に燃え、若葉青葉 賑やかな程に色とりどりであった。そんな中、中雀門の奥庭のツツジやボタンが、今年も紅白の美しい花を咲かせていた。

 御幣公園からとんがり帽子の藤ヶ丘中学校の門前を過ぎて、北条早雲開基の天嶽院へ。天嶽院は開山以来、度々火災に遭っているが、茅葺きの山門は江戸中期のもので落ちついた佇まいだ。この山門をくぐると、頭上のもみじの若葉と、参道脇の色鮮やかな苔に目を洗われる。敷きつめられた苔の上に、もみじの木漏れ日があり優しく美しい。境内で昼食をとらせていただく。

12:10 出発。天嶽院〜武田薬品。
 武田薬品工業(株)湘南研究所の構内を散策させていただく。この研究所は総額1470億円をかけて2011年2月に竣工した。同社のグローバル研究拠点で、1200名の研究者が結集しているとか。敷地面積250,000uの構内は研究棟以外も広くとられ、環境に良く配慮されている。東海道線側から見れば、フェンスと社屋の間に長いお堀のような池がある。また社屋の背後は林が続き、散策路が長く伸びている。植栽はクロマツ(藤沢市の木)や玉縄桜のほかにも、稀種の木々が多いといわれる。散策路を歩くと、多くの木々の間から爽やかな風が吹いてきた。世界的にも先端的な創薬研究所だろうが、その環境の良さにあらためて感心した。(14時10分解散)(川澄武雄)