ゆっくりウオーク
フジロード
2013年
05月01日水)

天気:晴のち曇り 参加者:389名 距離:12km
コース:JR辻堂北口→神台公園(シークロス公園)→端山藤園→船地蔵公園→白旗神社→遊行寺(昼食)→新林公園→JR藤沢駅

フジロード 散策案内板
神台公園(シークロス公園)を出発 端山藤園にて、
鉢植の藤はとっくに咲き終わったが、藤棚の藤は今が盛りと咲き乱れ、ウオーカーの歓声が聞こえる
陽光に輝く藤とつつじ 藤簾と名付けたいくらいの藤棚に光溢れる 船地蔵前を引地川畔に向かうウオーカー達、 只今地蔵は独り瞑想中
引地川沿いに遊行寺に向かう 明日は八十八夜、夏が
近い事を教えてくれる
白旗神社入り口「みのり橋」を渡る、 鳥居は日本初の近代的な強化プラスチック製(FRP)、後方の常夜灯は慶応元年(1865)の石造。地震が来ても人に被害が起きないように配慮したのでしょうか。 
境内には義経藤、弁慶藤が見事に咲いているのだけれど
、鯉のぼり群に圧倒される
遊行寺境内で昼食、いつもはトイレ休憩だけであるが、今日は心行くまで境内を散策できる
船玉神社前を行く、 この道は古の鎌倉街道なのだ、鎌倉時代にはここまで船が入ってきたと云う 新林公園ゴール、フジも盛りを過ぎてすっかり青葉となってしまった、遠景の古民家は江戸時代名主を務めた柄沢村の旧家を移築したもの

写真:池内

 今日のフジロードは辻堂神台公園がスタートとなった、再開発されたこの一帯、湘南C−X(シークロス)都市再生プロジェクトによって生まれた、すなわち土地区画整理事業、街路事業、景観形成事業、企業誘致、関連公共事業だ。
 コースは大庭隧道を潜り端山藤園に向かう、緑一杯の端山家ではご家族総出のお迎えを受け、班別にゆっくり藤を観賞する。
 端山照次郎氏(86才)ご一家丹精の藤は見事だ、鉢植えのフジは既に散ってしまったが、藤棚のフジは「皆さんがお見えになるまで頑張って咲いていてくれていたのだよ」と端山翁がおっしゃった。「こんなにたくさんの人が見に来てくれて私も嬉しいよ」と心から嬉しそうに話してくれたお顔が印象に残った。
 船地蔵を横目に引地川沿いに白旗神社に向かう、端午の節句が近いから当然だろうが、神社入り口の橋の欄干から、境内一杯鯉のぼりだらけ、ここは白い義経藤と、紫の弁慶藤が満開であったが、鯉のぼりに圧倒されてすっかり霞んでしまった。

 御殿辺から遊行寺に向かう、御殿辺(ごてんへ)の名は、江戸時代ここに御殿が建てられたことから名付けられている、文禄四年(1595)造営された徳川将軍家の宿泊施設で28回使用されたと記録にある。関ヶ原の合戦処理、大阪の陣で使用したと言う、現在の公民館辺りが御殿跡である。
 遊行寺には丁度お昼に到着した、本日はここが昼食場所となった。いつもは列詰めかトイレ休憩で使用されるのだが、今日は境内でゆっくり出来る、宝物館で寺宝を見ることや、板割りの浅太郎のお墓もお参り出来るし、小栗判官と照手姫のお墓もゆっくり訪ねる事が出来る。
 午後は藤沢橋から古の鎌倉道を歩く、鎌倉時代に材木を鎌倉湊まで運んだという船着き場があった船玉神社を過ぎ、柏尾川を渡るとゴールの新林公園はすぐだ。(池内淑皓)