ウオークメイト(歩友会)藤沢市後援 村岡・藤沢の景観・寺社めぐり |
2013年 05月28日(火) |
|
天気:曇り 参加者:109名 距離:9km |
コース:奥田公園(スタート)→弥勒寺(村岡景観4)→天嶽院(景観9)→トンガリ帽子の藤ヶ岡中学校→慈眼寺と混生樹(景観8)→時宗総本山遊行寺(藤沢景観3)→御殿辺公園(昼食・ウォーキング教室)→白旗神社(景観9)→藤沢本町駅 |
まちづくり景観課長挨拶と60景観歩者市表彰 | 境川・柏尾川合流点新川名橋を渡る。 |
弥勒寺山門をくぐって | 珍しい芭蕉の花 |
天嶽院茅葺屋根の山門 | 山門をくぐると |
振り返ると 京都的景色 | 藤ヶ岡中学校のトンガリ帽子 |
珍しい慈眼寺の混生樹 | 遊行寺の大銀杏 |
いろは坂を下る | 御殿橋付近の野菜直売所に足をとめる |
「わがまち ふじさわの景観130景を歩こう・スタンプ帖」によるウォークが、昨年5月にスタートして以来、丸1年を迎え、4月まで60景を観歩した人が19名に達した。60景を観歩した人には、会からウォーキングウォッチが贈られているが、今日は開会式に藤沢市奈良景観課長が出席、観歩者19名に表彰状の授与があった。 10時15分、出発。柏尾川と境川の合流点に架かる新川名橋を渡り、32号線藤沢鎌倉線を鎌倉方面に向かう。312号線田谷藤沢線と交差する地点に架かる橋を渡り、最初に訪れたのは弥勒寺(日蓮宗)であった。この辺りの地名の由来ともなっているお寺で、嘉録2年(1126)に北条泰時が、父義時の菩提を弔うために創建したと伝えられる。現在は村岡七福神めぐり毘沙門天で知られる。 境内には芭蕉が花が咲いていた。道は緩い上り坂となり、左手の高台に藤ヶ岡中学校のトンガリ帽子が見えた。 坂を下った所が天嶽院(曹洞宗)であった。山門の前に仁王像が立ち、茅葺屋根の立派な門を潜ると、参道の両脇は苔、新緑の色が深くなった紅葉のトンネルは別世界であった。天嶽院は玉縄城主北条綱成が北条早雲の菩提を弔うため建て、家康から三十石の朱印地を賜ったというお寺である。ここで東司(とうず 禅宗ではトイレの事を言うらしい)休憩をとった。 天嶽院を後に、渡内(わたうち)の新興住宅地内を通る。住宅街からもトンガリ帽子が見られ、この地区のランドマークとなっているようだ。坂を下ると、302号線小袋谷藤沢線と交差する所に慈眼寺(曹洞宗)があった。このお寺も開基は玉縄城主北条綱成、見所はなんといってもモチノキ、タブノキ、シイノキがその根をお互いに密着し、あたかも一本の木のように見える市指定の天然記念物の混生樹であった。他に本尊の木造十一面観世音菩薩像も市指定の文化財であるが、ガラス越しにはよく拝観できなかった。皆さん混生樹に興味があったようで、予定の見学時間をオバー、302号線をその先、遊行寺へと向かった。遊行寺は見所が多いが、すでに12時近くとあってトイレ休憩にとどめた。 いろは坂を下り、赤橋の脇、境川の左岸、御殿辺橋、今日参加のウォーカーには縁のない市立病院前を通り、御殿辺公園に到着したのは12時15分ころであった。御殿辺と言う地名は、藤沢公民館の辺りに徳川家康が造営させた将軍の直轄旅館があったからである。 昼食後、初めて女性講師によるウォーキング教室の後、公園に隣接する白旗神社は自由参拝となり、小田急藤沢本町で解散となった。後半、やや急いだ感があったが、さほど暑くもなく快適なウォーキング日和であったかと思う。(八柳修之) |