ウオークメイト(歩友会)藤沢市後援
遠藤の景観めぐり
2013年
06月24日月)

天気:曇り 参加者:93名 距離:10km
コース:遠藤公園→滝ノ沢不動→生け垣のまちなみ(景観7)→御嶽神社(景観6)→寶泉寺と石垣の道(景観5)→小出川とせせらぎの道(景観4)→遠藤笹窪谷戸(景観10)→慶大正門前→秋葉台運動公園と文化体育館(景観8・ウオーキング教室・解散)→湘南台駅

遠藤公園での出発式 滝ノ沢不動尊
生垣のあるまち このお家門構え
御嶽神社参道 寶泉寺参道
このお花はなにかしら 小出川アジサイロード
アジサイロード景観スポット 遠藤笹窪谷戸竹林
今来た竹林を振り返る 秋葉台文化体育館前でウォーキング教室

写真:八柳

 集合場所となった遠藤公園へのアクセスは湘南台駅西口、または辻堂駅北口からのバスとなる。やって来た参加者は90名余、心配された雨はなかったものの蒸し暑い中、事故もなく殆どの方が湘南台駅まで歩きました。
9時30分、遠藤公園出発、最初に訪れたのは住宅地の中にぽつんと残る滝の沢不動尊。ライフタウン造成以前は昼なお暗き森で、瀧も流れていたというが、すっかり池は枯れていた。緑の多い住宅地の中を通り茅ヶ崎から藤沢に通じる道を横断して進むと旧道、重厚な建物や生垣がつづく。ここが「生垣のまちなみ」(景観7)であった。景観7の写真にある旧家の窪島家はかつて養蚕組合長を務めたという。明治大正の頃までは、この辺りは養蚕地区であった。

生垣のある道の先は御嶽神社(景観6)であった。境内にある青面金剛像は市の重要文化財で4本手の庚申といわれる珍しいものとあったが、見過ごして通過してしまった。参道を下り右手を下って行くと梨畑が続き、遠藤市民の家の先が寶泉寺(景観5)であった。寶泉寺は通常のウォーキングでは門前を通過するだけであったが、今日は大多数の人は参道の石段を上って参拝した。玉雄山寶泉寺は曹洞宗総本山直系、創立は永生16年(1519)頃、徳川氏から二十一石の朱印地を賜ったという由緒あるお寺で、遠藤地区内唯一のお寺であるという。そういわれるだけで、参詣の価値はあった。

ほどなく小出川の大黒橋に着く。ここを起点に下流は秋には寒川まで続く彼岸花の道となり、上流、北へ約500mは両岸、アジサイロードとなる。(景観4)
この小出川、以前は不法投棄により荒廃していたが、遠藤あじさいの会がアジサイを植え、地域の散歩道に変えたものである。アジサイには一株毎に植栽者の名札がついている。中には、植栽者ともに枯れてしまったアジサイも見受けられた。すでにアジサイ祭りは終わり見ごろも過ぎたが、名残りのアジサイを眺めながら、慶大正門前へ。
トイレ休憩後、慶大医療看護学部先から、本日のハイライト、藤沢三大谷戸の一つ、遠藤笹窪の谷戸(景観10)へと向かった。竹炭の窯とある入口から入ると、竹林の中に光が差し込む、幻想的な別世界であった。竹林は手入れ管理しなければ伸び放題、人も入れぬ竹林となってしまうが、ここは遠藤竹炭の会の人達が管理している竹林とのことであった。満足された参加者は多かったと思われる。
再び戻って慶大前へ。出発してから約6kmの地点である。ここでチーフリーダーから、自分の体調をなど考え、無理なウォーキングはしないようにとの話があり、バスの便もありますとの案内があった。しかし、皆さん、お元気な様子で、ウォーキングを続けた。この後、秋葉台文化体育館(景観8)へ。なぜこれが景観なのか。それはこの建物の竣工は昭和59年、当時銀色に輝く近未来的な建築物、「カブトムシ」の愛称で親しまれるようになり、ユニークな設計によるからとされている。60景観歩者2名、ウォーキング教室があって解散、大方の人は湘南台駅へ向かった。前半は見所一杯、後半はひたすら歩くウォーキングであった。(八柳 修之)